事例

JBCC株式会社

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代ゼミが基幹システムのメインフレームを廃止 移行を実現した開発ツールとは

保守・運用コストが高い従来のメインフレームからオープンシステムへと基幹システムを移行し、業務の効率化やコスト削減を図りたい企業は多い。大手予備校である代々木ゼミナールの成功事例から、移行の課題と解決方法を確認する。

要約

 デジタルトランスフォーメーション(DX)が推進されるなか、保守・運用コストが高く柔軟性にも乏しいメインフレームからオープンシステムへの移行を検討する企業は少なくない。ただ、実現に当たってはハードウェアの選択から、すでに利用している膨大な数の業務アプリケーションの移行方法まで、数多くの課題をクリアする必要がある。

 本コンテンツは、事業再編に伴い基幹システムのリプレースに踏み切った大手予備校、代々木ゼミナールの事例資料だ。同校は基幹システムをメインフレームからオープンシステムへ移行することを決め、アプリケーションの移行方法として、「COBOL to COBOL」と呼ばれるリホストの手法でなく、「フルスクラッチによる再構築」を選んだ。

 結果、同校は、Webアプリケーションをノンプログラミングで自動生成できるツールと、独自のアジャイル開発手法を持つパートナー企業に支えられ、約700機能もの基幹システムをわずか1年半で開発し終えた。また、この取り組みにより、保守・運用にかかる年間のランニングコストは5分の1程度まで削減されたという。

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