
札幌学院大学
システム利用のためのアカウント発行作業を大幅に効率化
札幌学院大学は、大学間の相互認証連携基盤(学認)への参加に伴い、認証サーバアプライアンスを導入、大学間相互利用サービス用のアカウント申請・発行作業を効率化した。

札幌学院大学は、大学が相互に認証連携を実現する仕組みである学術認証フェデレーションに参加するのに伴い、認証サーバアプライアンスを導入することで、従来まで、同じく相互認証連携のeduroamによって実現していた無線LAN相互利用の利用申請・発行作業を効率化。学生・教員自らが相互利用のためのアカウント発行作業をできるようになった。
課題
大学が相互に認証連携を実現する仕組みの1つとして「eduroam」があり、参加大学間で無線LANを相互利用できるようになる。札幌学院大学ではeduroamに参加しており、IDやパスワードの管理は他大学のシステムを利用している。これまで希望者には利用申請書を提出してもらい、管理者が代理認証システムにログインしてIDを発行していたため、申請のたびにID発行の操作をしなければならず、運用面での負荷が課題になっていた。
解決方法
大学間の相互認証連携の仕組みとして学術認証フェデレーション(学認)では、学生や教員が自らeduroamのアカウントを発行できるシステムを提供しており、札幌学院大学は学認に参加をすることを決定。しかし認証基盤を独自にIdP(アイデンティティー・プロバイダー)として接続するには、ノウハウが必要であるため、アプライアンスとして提供しているソリューションを検討。他大学での教員の口コミも良かったため採用を決めた。
効果
学認への参加によって、学認が提供するShibboleth認証にてeduroam仮名アカウント発行システムにログインしてアカウントを発行できるため、管理者の負担軽減や紙の申請が不要になるのが大きなメリットだという。専用アプライアンス製品によって認証システムを構築しているので、脅威への対応もファームウェア更新だけで済み、安全性も確保している。担当者の変更があっても安心して引き継ぎができる点にもメリットを感じている。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 教育業・学習支援業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | - |
導入年 | 2014年 |
提供企業・製品
導入製品名:AXIOLE
提供企業:株式会社ネットスプリング
掲載日:2024/09/01
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