AIエージェント自動化はわずか2.4% 生成AI広がるも主役はSaaSと手作業
KiteRaが実施した調査によると、管理部門および専門部門でSaaSを利用する回答者の88.8%が、日常業務で生成AIまたはAIエージェントを利用している。一方で、日常業務の主な遂行手段としてAIエージェントによる自動化を挙げた割合は2.4%にとどまった。
KiteRaは、管理部門または専門部門に所属し、日常業務でSaaSを利用するビジネスパーソンを対象に、生成AIおよびAIエージェントの利用実態を調査した。調査によると、日常業務で生成AIまたはAIエージェントを利用しているとの回答は88.8%に達しており、業務現場でのAI利用が広がっている実態が見えた。
AI利用拡大もエージェント自動化は進まず 活用度合いは個人間で差
一方で、日常業務を進める主な手段として最も多かったのは「SaaSと手作業を併用している」の28.6%であり、「主に手作業」が24.7%、「SaaS中心」が23.4%、「AI機能を含むSaaS中心」が20.6%で続いた。「AIエージェントにより自動化されている」は2.4%にとどまり、AIの利用拡大と、業務遂行の中核をAIエージェントが担う段階との間にはなお差があることがうかがえる。
現在の業務遂行手段への満足度は、「とても満足」と「満足」の合計で72.5%だった。手段別では、「AI機能を含むSaaS中心」が84.3%、「SaaS中心」が82.7%と高く、AI機能を組み込んだSaaSや従来型SaaSが、一定の評価を得ていることが分かる。
勤務先で利用されているSaaSの領域は、「経費精算」が58.3%で最も多く、「勤怠管理」が55.8%、「ワークフロー・申請承認」が52.7%、「会計・財務管理」が50.2%で続いた。管理や承認、記録といったバックオフィス業務でSaaS利用が定着している様子が見て取れる。
また、勤務先における生成AIまたはAIエージェントの導入・活用状況は、「一部の部署で進んでいる」が48.2%で最多となり、「全社的に進んでいる」は35.6%だった。勤務先に導入された生成AIまたはAIエージェントの利用状況も、「たまに利用している」が53.9%、「常に利用している」が35.7%で、全社一律ではなく、部署や個人によって活用度合いに差がある段階と言えそうだ。
なお調査は、2026年5月1~11日に、20~59歳の管理部門と専門部門のビジネスパーソン1087人を対象に、インターネットで実施した。
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