情報漏えい、中小企業が「これだけはやるべき」セキュリティ対策は?

サイバー攻撃による情報漏えいは、大企業だけの問題ではない。予算も人員も限られる中小企業は、何から手を付ければよいのか。IPAのガイドラインが示す「情報セキュリティ6か条」を軸に、最低限押さえるべき対策の基本を日本プライバシー認証機構の専門家が解説した。

 情報漏えい事故を受け、自社のセキュリティを見直そうとする企業も多いはずだ。一方で予算や人員の都合で、対策に取り掛かれない企業も存在する。そのような場合には、最低限やるべきセキュリティ対策が何であるかを知ることが重要だ。

 では、限られた予算の中で、企業は何を基準に、どこからセキュリティ対策に着手すべきだろうか。プライバシー保護に関する認証や教育、研修を提供する一般社団法人日本プライバシー認証機構(JPAC)が、中小企業の経営者向けWebセミナーで、IPAのガイドラインを基に対策の基本を解説した。

漏えい1件が招く「4つの不利益」と経営者の責任

 講演ではまず、情報漏えいなどの事故で組織が被る不利益が4つに整理された。

 1つ目は、消費者や取引先の信用を失うことによる顧客の喪失だ。2つ目は営業機会の喪失で、サイバー攻撃によるシステム停止や、問い合わせ対応や会見に人手と時間を費やすことが原因となる。

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