コンパクトなモジュール型製品と、高機能製品が今後も併存していくと予想される中堅・中小企業の帳票アプリ利用。シェア情報を紹介する。
ノークリサーチの調べによれば、帳票アプリケーションのパッケージ化率は85.6%と9割には満たない。また、コンパクトなモジュール型製品と、高度な機能を備えた製品に分けられるが、それぞれニーズが存在するため今後も両者が併存していくと併存するものと予想する。
利用パッケージシェアを見ると、ビジネスオブジェクツの「CrystalReports」が46.7%と約半数を占めた。2位はウイングアークテクノロジーズの「SuperVisualFormade」が20.7%、3位は富士通の「Interstage List Creator」が9.6%で続く。
年商50億円未満の中小クラスでは、「CrystalReports」が50.0%で、10.3%の「SuperVisualFormade」と5.1%の「Interstage List Creator」はともに全体シェアよりも低くなった。年商50億円以上の中堅クラスでも、1位は「CrystalReports」で44.5%を獲得した。2位は「SuperVisualFormade」で26.0%、3位が「Interstage List Creator」で10.4%と続く。
パッケージ利用満足度は、「SuperVisualFormade」がトップ、次いでキヤノンの「ImageWare」「Interstage List Creator」と続くが、3社の差はほとんどない。
利用予定シェアは、「CrystalReports」が31.8%、「SuperVisualFormade」が24.5%、「Interstage List Creator」が18.2%、「ImageWare」が11.8%となっている。2位以下の製品は利用シェアに比べポイントを上げており、今後、上位製品のシェア争いが予想される。
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