基幹系システムのデータベースをクラウド化したい、という企業は少なくない。「Oracle Database」のクラウド化を実現した企業の成功要因は何だったか?
基幹系システムの中核を担うデータベースは、ハードウェアの導入や更新のコストが高額になりがちだ。運用に高い技術や経験が求められることから、クラウド化のニーズも高い。特に、国内で高いシェアを占める「Oracle Database」(以下、Oracle DB)は、そうした傾向が強いようだ。
注意すべきなのは、基幹系システムは企業経営を支える“要”であることだ。例えば既存のデータベースが老朽化してシステム刷新の必要性に迫られている状況だとしても、クラウドへの移行は慎重にならざるを得ない。データベースは経営に直結するシステムであり、安定性やパフォーマンス、セキュリティなどを確実なものにしなければならないからだ。
データベースは重要な要素ではあるが、それだけでシステムが成り立つわけではない。アプリケーションやミドルウェアなどを含めて、総合的な運用やセキュリティ監視が欠かせない。ベンダーなどのサポートも重要である。技術的な“載せ替え”だけでクラウド化が完了するわけではない。
そこで本稿では、Oracle DBを中心とした基幹系システムのクラウド化について、最適なサービスや手法を選定するためのポイントを解説しよう。
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アイティメディア営業企画/制作:キーマンズネット編集部/掲載内容有効期限:2018年9月23日