HCIの導入でインフラを最適化したいが、運用管理の手間は減らしたい――。こうしたニーズを持つユーザー企業にも、それを支援するパートナー企業にも魅力的な選択肢とは。
ITでビジネスを変革する「デジタルトランスフォーメーション」(DX)の実現に重要な役割を果たす「データ」。それを扱うインフラを効率良く構築し、運用管理するための仕組みが、ソフトウェア定義ストレージ(SDS)の技術に基づく「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)だ。
HCIによる効率化のメリットを十分に享受できるかどうかは、最適なHCIの選定ができるかどうかに掛かっている。選定における大きなポイントは、「リファレンス」型とアプライアンス型のどちらのHCIを選ぶかだ。リファレンス型とは、市販のx86サーバにOSやハイパーバイザー、SDSといったソフトウェアを自由に組み合わせて使うことができ、自由な構成が取れる形式のことだ。一方でライセンス管理や保守サポート窓口は、組み合わせたベンダーごとに複数になってしまい、運用管理の手間は増える。
ハードウェアとソフトウェアの一体型マシンとして提供されるアプライアンス型のHCIであれば導入は容易で、保守サポート窓口も基本的に一元化できる。だが、製品構成は限定されるため、企業のニーズに沿った構成を選ぶのが難しい。アプライアンスを構成するハードウェアとソフトウェアは別のベンダーが提供していることが一般的であり、障害時のトラブルの切り分けに不安を抱く企業もあるだろう。
実はアプライアンス型HCIの中でも、製品と保守サポートサービスの高度な組み合わせにより、企業のニーズに合わせて構成を自由に選択でき、障害時の原因の切り分けも含めてスムーズなサポートが受けられる選択肢が登場している。ユーザー企業にとっても、販売するパートナー企業にとっても魅力的な、その具体像を見ていこう。
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アイティメディア営業企画/制作:キーマンズネット編集部/掲載内容有効期限:2018年10月27日