このような全社的な働き方の見直しにより、社員1人当たりの売り上げが26%向上、仕事に対するやりがいも7%向上した。かつては男性の1.8倍あった女性の離職率も40%下がり、残業時間や旅費・交通費、紙資源の使用など下がっていいものは全て下がった。マイクロソフトの働き方改革が成功したのは、支社、部門ごとなど局所的に行うのではなく、全社で一丸となって取り組んだことにある。この点について田中氏は「働き方改革を成功へ導くには、経営者が旗振りをして全社員一斉に取り組むことが重要だ」と語った。
本稿は2018年8月21日に開催されたセミナー「Microsoft・Boxと考える働き方改革の未来」(主催:富士通)における講演「事業生産性26%向上 日本マイクロソフトの働き方改革」の講演内容を基に構成した。
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