物流に関わる現場では昔ながらのアナログな“慣習”が今も存在し、作業が特定のベテランスタッフに属人化するなどの問題もある。業務を自動化、省力化することで作業を効率化し、属人化を排除しながらも物流の品質を維持、安定させるには。
製造業や流通業、卸業にとって、物流ネットワークはビジネスの生命線だ。トラブルなく顧客に商品を供給するには、「出荷作業の進捗(しんちょく)に遅れはないか」「配送プロセスで問題は起きていないか」など、物流の上流から下流までを一気通貫で適切に管理しなければならない。
しかし、物流現場は多くの悩みを抱えている。例えば、人材不足がその一つだ。ここ最近で特に深刻化している問題だ。“3K”(きつい、汚い、危険)と揶揄(やゆ)される物流の現場ではなかなか人材を獲得しにくく、高齢化と作業の属人化が進んでいる。職場の“ブラック化”を懸念する声も大きい。この課題を何とか乗り越えなければならない。
ポイントとなるのが倉庫管理システム(WMS)をはじめとした物流管理ソリューションだ。現場業務を可視化、標準化することで現場の作業を最適化でき、スタッフにとって作業しやすい現場づくりが実現する。それらが人材獲得や競争力の強化にもつながる。
ただ、物流管理ソリューションといっても千差万別。単に技術や機能のみを見ているだけでは、たとえ“立派”なシステムを導入したとしても問題を解決することは難しいだろう。では、“これから”の物流システムはどういう視点を持って選ぶべきか。
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