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MicrosoftとVMwareが手を組んだ「クラウドVDI」の強みとはVDIでも発生するOffice 365のストレス対策とは?

リモートワーク環境の整備などに伴い、クラウドVDIの構築を検討する企業が出始めている。クラウドVDIはどんな強みや課題を持つのか。

» 2020年03月17日 10時00分 公開
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 リモートワーク環境の整備や、安全なクラウド利用と情報漏えい防止の観点からVDI(仮想デスクトップインフラ)があらためて脚光を浴びている。

 従来はオンプレミスのデータセンターにサーバを構築し、社内ネットワークで運用することが一般的だった。しかし近年は、働き方改革などの取り組みの下で、社員の働き方が多様化し、拠点やサテライトオフィス、自宅などからVDIを利用するニーズが増えてきた。そこで、VDIをオンプレミスではなくパブリッククラウドに構築するVDIソリューションが提供されるようになった。

 従来のオンプレミスVDIのみならず、こうした「クラウドVDI」でも課題になりやすい点がある。

 従来のオンプレミスVDIの課題は、導入に時間がかかること、設計が難しいこと、運用に専門的な知識やノウハウが必要なことなどだ。データセンターに専用の機器をそろえ、ユーザー数や稼働するワークロードを見積もりながら、仮想化基盤を設計、構築する。稼働後は、ユーザー数の増減やインフラの利用状況を見ながら拡張計画やメンテナンスを担っていく必要がある。このため、VDI導入にはある程度の規模と予算が必要だった。

 クラウドVDIの場合、ハードウェアの調達や設計・構築、運用管理の課題は大きく削減できる。ハードウェア管理をクラウド事業者に任せつつ、スモールスタートで必要に応じて拡張できるからだ。

 だが取り扱うデータ量やユーザー数の変化へ迅速に対応できる半面、クラウドを利用することでデメリットが生じるシーンも出てきている。国内で特に顕著なのが「Microsoft Office 365」(以下、Office 365)との併用だ。

 国内でOffice 365を利用する場合、セキュリティやガバナンスの観点から直接インターネットにつなぐのではなく、一般的にはいったん社内のゲートウェイを通して利用する。そのため、アクセスがゲートウェイに集中して帯域不足や遅延が問題になりやすいのだ。

 VDI、クラウド、Office 365にまつわるこれらの課題を解決するにはどうすればいいのか、VDI構築のエキスパートに聞いた。

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