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カイゼンのプロが解説 ネットワークセキュリティを可視化する「5S」とはセキュリティ改善「はじめの一歩」

あるセキュリティベンダーは、製造業のカイゼン活動はITセキュリティにおいても見習うべき点が多いという。業務改善コンサルタントとセキュリティベンダーの担当者がこれからの内部ネットワークのセキュリティについて熱く語った。

» 2020年07月10日 10時00分 公開
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 「製造業の現場改善活動」と「ITセキュリティ」を並べてみると、一見して何も関連性がないように思える。しかし、ITセキュリティを考える上で製造業の取り組みは見習うべき点があるという。それが「5S」だ。「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の“5つのS”を指す。

 5S活動は日本生まれの管理技術手法であり、主に製造系企業で取り入れられている。「トヨタ生産方式」(TPS:Toyota Production System)においては、「改善活動のはじめの一歩」と考えられている。

 ポイントは「無駄をなくし、エラーをなくすこと」。今では、製造業だけでなく病院などでもヒューマンエラーをなくすための業務改善手法として活用されており、汎用(はんよう)性も高い。

 この5Sを内部ネットワークのセキュリティ対策に取り入れることに意欲的なベンダーがある。カイゼンの手法を機器に取り入れるとはどういうことか。本稿では、5Sの考え方を基にした改善活動のコンサルタント植木憲二氏とITベンダーの対談を基にその答えを解説する。

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