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BeyondTheBlack TOKYO 2025 〜俯瞰力・洞察力・変わる力で闘うCFO組織〜セミナー

» 2025年06月30日 00時00分 公開
[PR/キーマンズネット]

 不確実性の高まる時代、経理財務(ファイナンス)部門には、単なる“数字のまとめ役”を超えた“経営の羅針盤”としての役割が期待されています。しかしファイナンス部門は今、業務の属人化や非効率な手作業の多さ、データを十分に活かしきれない状況といった現場レベルの課題を抱えています。一方でCFOや経営層にとっては、企業価値の持続的な向上を実現するために、単なる数字の報告にとどまらず、事業の先を読み、経営に資する分析や提言ができる人材が不足しているという構造的課題も顕在化しつつあります。業務の可視化・効率化やデータ基盤の整備を進めた先に、どのように意思決定力のある組織をつくるか──それが今、問われています。

 企業価値の持続的向上には、経営環境を俯瞰し、深い洞察力をもって、変化にしなやかに対応できるファイナンス組織が欠かせません。しかし、現実には日々の業務に追われ、将来を見据えた変革に踏み出せていない組織も少なくありません。その変革を後押しするのが、業務改革の先進事例に学び、テクノロジーを正しく活用することです。属人化の解消、業務の可視化、自動化の推進によって、経理財務部門はより戦略的な役割を担えるようになります。多くの先進企業がこの一歩を踏み出し、組織の視座を大きく変えてきました。

 本イベントでは「俯瞰力・洞察力・変わる力で闘うCFO組織」をテーマに、アシックス、トリドール、日本触媒、エイチワン、大日本印刷などの先進企業が登壇し、リアルな実践事例を紹介します。変革の背景、成果、そしてそこに至るまでのプロセスを通じ、これからのファイナンス部門に求められる視点とアクションを探ります。

こんな課題を抱える方におすすめ

  • 数字の集計・報告から一歩進んだ、経営への提言ができるファイナンス人材の育成や組織づくりを目指しているCFO・経営層の方
  • 経理財務部門の業務効率化や属人化解消に課題を感じている方
  • 経理決算業務の可視化やプロセスの標準化を実現したい方
  • 他社の先進的な経理財務改革事例から、自社に取り入れられる実践的なヒントを得たい方

Day1 8月27日(水)プログラム

 8月27日(水)
 13:00〜13:15
オープニングトーク
7回目を迎えるBlackLine年次イベント「BeyondTheBlack TOKYO」。今回は「俯瞰力・洞察力・変わる力で闘うCFO組織」をテーマに、経理財務部門が経営の中核として進化するために必要な視座と実践について考えます。企業価値の持続的な向上を目指すうえで、テクノロジーの活用とファイナンス組織の変革は不可欠です。2日間にわたり、多彩なゲストとともに皆様に新たな気づきと実践のヒントをお届けします。

 ブラックライン株式会社 代表取締役社長
 宮﨑 盛光
 8月27日(水)
 13:15〜13:45
成長し続ける企業におけるCFOの視座:アシックス林CFOと探る経営の本質
コロナ禍前の2019年と比べると、売上は約8割増、売上総利益は約2倍、営業利益は約9倍と著しい成長を遂げるアシックス。そんな同社においてカテゴリー体制導入やKPIの再構築、グローバルレベルでのIR強化など数々の経営改革を牽引してきたのが林CFOです。本セッションでは、日本CFO協会の日置氏との対談形式で「変革を支えるCFOの在り方」に迫ります。挑戦と仕組みづくりを両立させ、ファイナンス組織を経営のエンジンに変える実践の裏側を探ります。

 株式会社アシックス 常務執行役員 CFO
 林 晃司 氏
 一般社団法人日本CFO協会/一般社団法人日本CHRO協会/一般社団法人日本CLO協会/シニア・エグゼクティブ
 日置 圭介 氏
 8月27日(水)
 13:50〜14:10
決算を変える力 〜 総合力で実現する闘うCFO組織
制度対応と効率化の両立が求められる決算業務。その変革には、ガバナンス×プロセス改善×テクノロジー知見の融合と、現場定着化のための実行支援の総合力が不可欠です。本セッションでは、BlackLine活用支援を通じて見えてきた近未来の決算業務・CFO組織の姿と、変革を実現するための具体的な視点と留意点を共有します。

 有限責任 あずさ監査法人 アドバイザリー統轄事業部 マネージング・ディレクター
 柏原 恭太 氏
 有限責任 あずさ監査法人 アドバイザリー統轄事業部 マネージング・ディレクター
 河合 真吾 氏
 8月27日(水)
 14:15〜15:00
FP&Aが導く、大胆なリスクテイクを可能とする経営
地政学・為替・制度ーーあらゆるリスクが交錯する時代、企業が資本コストを超えるリターンを得るには、「賢いリスクテイク」と、それを後押しする「意思決定への勇気」が不可欠です。FP&Aはその両方を支えるエネーブラーです。本講演では、単なる欧米型ベストプラクティスの輸入ではなく、日本企業が直面する環境や文化的文脈を踏まえたFP&Aのあり方を再定義し、実践的な視点で参加者の皆さんと議論を深めます。

 グロービス経営大学院教員/FP&Aエバンジェリスト
 鷲巣 大輔 氏
 8月27日(水)
 15:05〜15:25
BlackLineの全体像を掴む:プラットフォーム機能と業務改善
BlackLineが提供するクラウド型経理決算プラットフォームの全体像と、勘定照合・タスク管理・マッチング・仕訳入力・ワークフローなどの主要機能についてご紹介します。属人化や手作業が多い経理業務をどのように標準化・自動化し、ガバナンスを強化できるのかを、実際の画面イメージやユースケースとともにわかりやすく解説します。

 ブラックライン株式会社 ソリューションコンサルタント
 石本 健太朗
 8月27日(水)
 15:30〜15:50
経理業務変革プロジェクトを成功に導く、社内推進のポイント
多くの企業の経理部門では、システム投資を含む経理業務変革の必要性を感じつつも、変革マインドの醸成や経営層への上申に苦慮されているケースが少なくありません。本講演では、株式会社日本触媒 経理部長 尾嵜泰紀氏をお迎えし、同社の経理業務変革プロジェクトにおける経営層への上申プロセスや社内推進のポイントについてご講演いただきます。経営層への上申におけるハードルや変革へと一歩踏み出すための部内外の意識の醸成方法など、実際にプロジェクトを牽引した経験に基づく知見を直接お聞きいただける貴重な機会です。経理業務変革プロジェクトの立案・推進を検討されている経営層・経理部門ご担当者の皆様のご参加をお待ちしております。

 株式会社日本触媒 経理部長
 尾嵜 泰紀 氏
 8月27日(水)
 15:55〜16:15
“あ、これ使えそう” がきっとある! BlackLine導入コンサルタントが推す先進事例・活用術3選
過去イベントでも多くを語っていない「鮮度の高いコンテンツ」をあなたへ。"BlackLine導入"の現場に特に近い導入コンサルタントが、実際に携わった/目にした「これは良い使い方!効果あり!」と感じた事例・活用術を厳選してお届けします。
★キーワード:BlackLineデータの利活用・SAPとの親和性・[マッチング] 入金消込以外の活用
※本講演では、BlackLine製品/機能観点の内容が多め、かつ少々テクニカルな内容を含みます。

 ブラックライン株式会社 インプリメンテーションコンサルタント
 吉田 愛
 8月27日(水)
 16:20〜16:45
BlackLineによる入金消込実務の変革
手動/目検に依存し工数を要していた入金消込業務について、BlackLineを梃子にしてそのプロセス全体の自動化を実現した事例をご紹介させていただきます。

 富士フイルムビジネスエキスパート株式会社 執行役員 ファイナンスマネジメント部 部長
 加藤 丈雄 氏
 富士フイルムビジネスエキスパート株式会社 ファイナンスマネジメント部 マネージャー
 冨永 晃史 氏
 富士フイルムビジネスエキスパート株式会社 ファイナンスマネジメント部
 藪中 映美奈 氏
 8月27日(水)
 16:50〜17:10
経理シェアード化(SSC)に関する最新動向と成功事例 〜SSCにおける"標準化"とはなにか?〜
経理業務効率化・高度化のための有効な手段として昨今一般的になってきたSSC。SSCを取り巻く最新トレンドを確認し、採用企業の具体的な成功事例等を踏まえ、見えてきた課題についても解説いたします。特に、SSCと共に必ず議論になるBPOとの比較、また棲み分け。SSCの高度化の為に必須条件である「標準化」について、成功の定義はなにか?具体的事例を踏まえながらご紹介いたします。

 ブラックライン株式会社 バリューアーキテクト 公認会計士
 嘉藤 英隆
 ブラックライン株式会社 マネジャー、ビジネスデベロップメントレプレゼンタティブ
 桑野 泰輔

Day2 8月28日(木)プログラム

 8月28日(木)
 13:00〜13:05
オープニングトーク
2日目は、AIやデジタル基盤を活用した変革に焦点を当て、CFOや経理財務部門のみならず、DX推進や情報システム部門にも示唆に富む内容をお届けします。IDC Japanによる調査知見、そしてトリドールの磯村CIO兼CTOのご講演など、最新テクノロジーと経営の接点を紐解く多彩なセッションが登場。冒頭では、ブラックライン代表の宮﨑より、組織全体の視座を引き上げ、変革を起こすヒントをお話しします。

 ブラックライン株式会社 代表取締役社長
 宮﨑 盛光
 8月28日(木)
 13:05〜13:30
トリドールグループのIT統制を支えるDX 〜情報セキュリティとデータマネジメント〜
丸亀製麺をはじめとする20のレストランブランドを通じて、世界中のお客さまに「食の感動体験」を提供しているトリドールグループ。5年半前からDXへ着手し、既に日本国内のIT設備やノンコア業務をオフバランスしながら、ITシステムのモダナイズを概ね終え、同時にIT統制を合理的に実現している。現在は感動体験を支えるビジネス基盤やデジタル活用基盤を進化させながら、グローバル展開を進めている。

 株式会社トリドールホールディングス 執行役員 CIO 兼 CTO
 磯村 康典 氏
 8月28日(木)
 13:35〜13:55
M&A後の経理PMI 〜混乱をチャンスに変える〜
M&A後の経理PMIには混乱とプレッシャーがつきものですが、この混乱をどう乗り越えるかで、その後の企業の成長が大きく異なってきます。本講演では、複雑なPMIを乗り越え、経理業務をスムーズに統合するための“現場目線”のヒントや、これまでの成功事例を交えた実践的なノウハウを紹介します。「経理が変われば会社が変わる」をテーマに、未来を切り拓く一助となれば幸いです。

 有限責任監査法人トーマツ 監査アドバイザリー事業部 シニアマネジャー
 田中 亜己子 氏
 8月28日(木)
 14:00〜14:45
デジタル戦略の中でのAI活用、AIの活用度を高めるため行動指針
生成AIは個人の生産性を向上するツールとして急速に普及し始めました。一方、企業価値を高めるデジタル戦略としてのAIの活用は始まったばかりです。IDCでは2025年を、企業がAI駆動型ビジネスへ歩みを始める転換点「AI Pivot」と位置付けています。また、生成AIはAIアシスタントからAIエージェントへと急速に発展していきます。本講演では、AI活用度を高めるために留意すべき行動指針について議論します。

 IDC Japan 株式会社 リサーチディレクター Software & Services, Research
 松本 聡 氏
 8月28日(木)
 14:50〜15:10
【日本語訳付き】CFO組織のための信頼できるAI
BlackLineは、CFO組織におけるAI活用を「信頼性」と「成果」に基づいて推進します。AIは人の代替ではなく、業務効率や意思決定力を高めるパートナーです。安全で正確なデータを基盤に、エージェント型体験、予測インテリジェンス、探索と可視化という3つの柱で、実用的かつ持続可能な価値を提供。AIの導入初期から高度な活用まで、確かな成果をもたらすアプローチを紹介します。

 BlackLine Inc. Chief Technology Officer
 Jeremy Ung
 8月28日(木)
 15:15〜15:35
SAP戦略アップデートとFP&A変革実践事例アップデート
SAPにおけるデータドリブン経営を動かすアプリケーションに加え、AIとデータの3つを活用することで実現できる業務の変革とSAPにおけるFP&A機能高度化の軌跡をご紹介します。

 SAPジャパン株式会社 パートナーエコシステムサクセス統括本部 CPO
 服部 貴志江 氏
 8月28日(木)
 15:40〜16:00
(調整中)

 大日本印刷株式会社 専務取締役 経理本部・法務部・監査室 担当
 黒柳 雅文 氏
 8月28日(木)
 16:05〜16:25
【日本語訳付き】関係会社間取引の高度化
〜法令遵守と予測精度、AI時代の決算を実現する戦略的優位性〜

関係会社間取引は膨大な件数と複雑さゆえ、決算スピードや法令遵守に直結するファイナンス変革の最重要領域です。本セッションでは、内部取引フローが財務指標へ与える影響、社内規程に沿ったエンドツーエンド自動化が統制・監査対応をどう強化するか、整合性の取れた予測可能なデータがAI活用の前提となる理由を具体的に解説し、資金効率向上とリスク低減を実現した事例を紹介します。

 BlackLine Inc. Senior Manager Value Architecture
 Mike Goldsworthy
 8月28日(木)
 16:30〜16:50
BlackLine+ERPで実現した経理DX変革 〜ガバナンス強化と生産性向上の実例〜
弊社の経理IT化(個別最適でデジタルを取り入れる)からDX(会社全体で変革をする)への改善事例、そして、その過程でどのようにBlackLineを活用しているのか、しようとしているのかをご紹介させていただきます。

 株式会社エイチワン 事業統括本部 経理財務部 経理課
 加賀美 優太 氏
 8月28日(木)
 16:55〜17:25
成長戦略とステークホルダマネジメント
ESG、人的資本、PBR──企業を取り巻く環境が激変する中、これからの成長には、株主はもちろん、従業員・取引先・地域社会など多様なステークホルダとの対話と共創が不可欠です。本セッションでは、企業の重要なステークホルダとのエンゲージメントにおける戦略的な支援を行う、唐木明子氏(ブランズウィック・グループ)と、日本CFO協会の日置氏が登壇。「誰と、何を、どう共有するのか?」企業価値を最大化するためのステークホルダ戦略の本質を深掘りします。

 ブランズウィック・グループ マネージング・パートナー
 唐木 明子 氏
 一般社団法人日本CFO協会/一般社団法人日本CHRO協会/一般社団法人日本CLO協会/シニア・エグゼクティブ
 日置 圭介 氏

セミナー概要

 開催日時  2025年8月27日(水)13:00〜17:10
 2025年8月28日(木)13:00〜17:25
 形式  オンライン開催
 参加費  無料
 定員  3,000名
 主催  ブラックライン株式会社
 共催  デロイト トーマツ グループ、KPMGジャパン、SAPグループ
 お問い合わせ  BeyondTheBlack TOKYO 運営事務局 info_btbtokyo@fieldmktg.jp(窓口時間:平日10:00〜18:00)
※主催社の競合企業にお勤めの方および個人の方のご参加はご遠慮ください。予めご了承のほどお願い申し上げます。

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