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AIの“順位入れ替え戦略”で成約率が約4倍に ドコモはWeb接客をどう変えた?(3/3 ページ)
サイトを訪れた消費者への“おもてなし”を個別最適化しコンバージョン(成約)につなげるには、単なる“施策のベタ回し”ではダメだ。人の感情はその時々で変化するため、その瞬間に効果的な施策を打つ必要がある。NTTドコモは、AIを使ってこの課題をどう乗り越えたのか。
成約率を約4倍向上させたドコモのWeb接客
これを実践したことで大きな改善につながった実例があるという。それが、NTTドコモが提供するクレジットカード「dカード」のサービスサイトでの事例だ。今まではサイトのトップページ、一覧ページ、詳細ページ、カートとそれぞれのページで離脱が発生していたが、ecコンシェルを使いそれぞれのページにおいて広告表示の最適化を図ることで、離脱率を下げ申込数を増やせないかと考えた。
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