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もはや議事録係も不要? NTT Comの新AIサービスで会議はどうラクになるか(2/2 ページ)

組織にとって業務の効率化が大きな課題となる中、いまだに効率化が進んでいないのが「会議」だ。NTTコミュニケーションズは、AIを活用して会議の効率化を図ろうと新サービスを発表した。これによって、どこまで会議はラクになるのだろうか。

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会話するだけで勝手に議事録が?

 2019年3月29日に、COTOHAシリーズの次なるサービスとして「COTOHA Meeting Assist」のリリースが発表された。AIと音声認識技術を取り入れたクラウド型会議支援サービスだ。会話内容を即時にテキスト化しログとして保存する。ログがそのまま議事メモとして残るため、会議後に議事録を作成する手間も省ける。

COTOHA Meeting Assistのミーティング画面
COTOHA Meeting Assistのミーティング画面(資料提供:NTTコミュニケーションズ)

 日本語から外国語、外国語から日本語へと自動翻訳もできるため、グローバルビジネスを展開する企業にとっては海外企業などとのやりとりで言語の壁を感じずにコミュニケーションを取れる。対応言語は、日本語のほか、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語の10言語だ。

 会話内容は議事メモ管理画面に保存される。テキストデータに加えて音声データも記録されるため、会議で話した内容も後で確認でき、テキスト化されたログデータに誤りがあれば手動で修正も可能だ。また、会話から「タスク」や「重要事項」と思われる内容をAIが自動抽出し、自動でラベル付けをする。これで、決定事項が明確になりTo Doの抜け漏れなども防げる。

COTOHA Meeting Assistの議事メモ管理画面
COTOHA Meeting Assistの議事メモ管理画面(資料提供:NTTコミュニケーションズ)
COTOHA Meeting Assistのデモの様子。マイクで話した言葉が即時にテキスト化される
COTOHA Meeting Assistのデモの様子。マイクやヘッドセットで話した言葉が即時にテキスト化される

 海外企業や国外の支店との会議はもちろん、今後はリモートワークでの活用も期待できそうだ。利用料金は1契約当たり月額3万5000円。CPUやメモリはオプションで追加可能。自動翻訳などを利用する場合は、別途COTOHA APIの契約が必要となる。

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