「外付け型ストレージ」シェア(2018年第4四半期および2018年):シェア情報アーカイブ
外付け型エンタープライズストレージシステムの国内支出額は、前年同期比3.8%増の445億1400万円だった。2017年に引き続き2018年もHDDからフラッシュへの移行が進んでいるが、どう推移したか。
IDC Japanの調査によると、2018年第4四半期の国内外付け型エンタープライズストレージシステム(支出額ベース)は445億1400万円(前年同期比+3.8%)、2018年通年は1807億4200万円(前年比+4.3%)となった。
2018年第4四半期の支出額をセグメント別で見ると、メインフレーム向けが30億円(前年同期比-23.7%)、オープンシステム向けが15億1400万円(同+6.6%)であった。メインフレーム向けは9四半期連続でのマイナス成長となり、一方オープンシステム向けはミッドレンジが2桁のプラス成長となり、ローエンドも8四半期ぶりにプラス成長に転じた。
2018年通年では、メインフレーム向けが160億2100万円(前年比-25.6%)、オープンシステム向けが1647億2100万円(同+8.5%)であった。メインフレーム向けは、2017年ほどの大型案件に恵まれず、マイナス成長となった。オープンシステム向けは、ローエンドは5年連続のマイナス成長であったが、クラウドサービスプロバイダー向け需要がけん引してミッドレンジは2桁のプラス成長となった。
2017年に引き続き、HDDからフラッシュへと搭載メディアの移行が進んでいる。2018年の国内外付け型エンタープライズストレージシステム(支出額ベース)は、オールフラッシュアレイ(AFA)が415億9600万円(前年比+31.5%)となり、同市場におけるAFAが占める割合は23.0%となった。
エンタープライズストレージシステム(売上額ベース)のベンダー別市場占有率を見ると、1位と2位が同率首位で17.3%、3位が13.9%、4位が11.1%、5位が7.7%だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「外付け型ストレージ」シェア(2018年第3四半期)
外付け型エンタープライズストレージシステムの国内支出額は、前年同期比5.6%増の449億5600万円だった。ストレージベンダーがシェア拡大に求められるものとは。「外付け型ストレージ」シェア(2018年第2四半期)
外付け型エンタープライズストレージシステムの国内支出額は、前年同期比0.2%増の383億6200万円だった。前年同期と比べて1位以外の順位が全て入れ替わった。「外付け型ストレージ」シェア(2018年第1四半期)
外付け型エンタープライズストレージシステムの国内支出額は、前年同期比5.4%増。前回調査から半年で上位2社が逆転した。「外付型ストレージ」シェア(2017年第4四半期)
フラッシュストレージへの移行が顕著となった外付型ストレージ市場。シェア1位の国内ベンダーとは?「外付型ストレージ」シェア(2017年第2四半期)
HDDからオールフラッシュへの移行が進む外付型エンタープライズストレージ市場。シェア情報を紹介する。