DX時代にコロナ禍も相まって大変革期を迎え、サービスやプロダクトは日々進化し、その開発手法もアップデートを繰り返しています。
未だ世の中にないサービスの開発。それはまた時代の変革でもある。そこに挑むプレイヤーが何を考え、どのように品質を創造しているのか。また、多様な品質の形が求められる今、どのようなチャレンジが可能なのか。
DX、XaaS、IoT、アジャイル開発から、テスト自動化、内製化、新規事業開発といったさまざまなカテゴリーのフロンティアプレイヤーを招待し、これからのソフトウェア開発に挑む知見や経験を共有します。
常に次世代の品質創造を模索し、実現してきたベリサーブが、ソフトウェア開発で今の時代のあらゆる変革に挑む皆さまにお送りします。
- 業務を通じて日々ソフトウェアの品質改善や向上に携わっている方々
13:05〜13:45 基調講演
質とスピード - ソフトウェア開発の典型的な誤解を解く
(2022年秋40分版)
「開発スピードを上げるために品質を落とす」という言葉をよく聞きますが、果たして開発スピードと品質は交換可能なものでしょうか。本講演では「スピードと品質はトレードオフの関係にある」という誤解にアプローチします。
タワーズ・クエスト株式会社
取締役社長/テスト駆動開発者
和田 卓人
13:45〜14:25 技術講演
ユーザビリティ/UX評価の課題と今後
〜マルチデバイス生体計測による評価手法の検討〜
製品やサービス利用者の価値観が急激に変化する時代の中で、ユーザビリティやUXを向上することは重要なことです。その評価方法として、近年ではIT技術・ツールを使用した方法も注目されています。現在、表情や心拍変動などの生理信号を複数取り扱うことのできる、島津製作所が開発した「マルチデバイス生体計測システムHuME」を使用したユーザビリティ/UXの評価手法を共同で検討しています。本講演では、検討中の評価手法の狙いとHuMEシステムの概要について紹介します。
株式会社島津製作所
基盤技術研究所 脳五感ユニット
感性計測グループ グループ長
古田 雅史
株式会社ベリサーブ
研究企画開発部 技術戦略課
蛭田 恭章
14:30〜15:10 招待講演
研究からのビジネス展開 〜BodySharingの場合〜
重さや抵抗感などのさまざまな感覚を他者やロボットと体験共有する技術"BodySharing"について紹介します。また、研究成果のビジネス化事例や、研究成果の普及に際しての突破点について講演します。
H2L株式会社 CEO
琉球大学 工学部教授
玉城 絵美
15:10〜15:40 技術講演
アジャイルなプロダクト開発を加速させる
2つの品質保証アプローチ
昨今、アジャイル開発は、一部のWebやモバイル系プロダクト領域だけではなく、デジタルプロダクト・サービスを扱うあらゆる企業にとって、成長のためには欠かせない開発アプローチとなっています。本講演では、アジャイル開発をさらに加速させるための品質保証アプローチとして、1)開発チームの生産性向上のためのソフトウェアメトリクスの活用、2)プロダクト価値向上のための探索的テストの活用について、その勘所を解説します。
株式会社ベリサーブ
研究企画開発部 サービス開発課
課長/プロダクトマネージャー
朱峰 錦司
15:45〜16:25 招待講演
新規事業と品質 〜ambieの事業立ち上げを通じて感じた、
ユーザーとプロダクトと品質の関係〜
「耳をふさがない”ながら聴き”イヤホンambie」の事業化を通じて、世の中にない新しいカテゴリーのプロダクトを、どのようにしてユーザーの期待に沿った性能/品質に落とし込んでいったか、立ち上げ時の体験談、失敗談を中心にご紹介します。また、この活動を通じて感じたプロダクトとユーザーと品質の関係についてお話しします。
13:05〜13:45 基調講演
大規模ソフトウェア開発における『人中心』の品質革新
〜組織に自律神経ネットワークをインストールする『QM 7つの規律』〜
さまざまな取り組みにもかかわらず、ソフトウェアの品質が上がらないとするならば、この活動は的外れである可能性があります。この講演では、ますます大規模化し、さまざまなステークホルダーが絡む、1万人月を超える車載向けソフトウェア開発において、真の制約を特定し、劇的とも言える品質改善を出したプロセスと成果を紹介します。
株式会社Goldratt Japan
CEO
岸良 裕司
13:45〜14:25 技術講演
品質をどのように識別し、どのように実現し、
どのように組織文化として根付かせるのかあらためて考えてみよう
「品質は大切である」ということに異を唱える人は少ないでしょう。一方で、品質という言葉は多義的であり、特性によっては直接測ることもできず、状況によっても何が大事かも変わります。そんな本質的に難しい性質を持つ品質を、どのように自組織の文脈として識別し、組織としてより良い品質をどのように実現し、それを組織文化としてどのように根付かせていくのか、パネリストとの議論を通じてあらためて考えてみたいと思います。
freee株式会社
山口 鉄平
株式会社ビズリーチ
PMO室 PMOグループ
山本 久仁朗
株式会社ベリサーブ
ソフトウェア品質コンサルティング部
シニアコンサルタント
山﨑 崇
14:30〜15:10 招待講演
攻撃視点に脆弱性管理を添えて 〜前菜はランサムウェア〜
この講演では、これまで蓄積してきたランサムウェア攻撃に関する情報と自身の10年以上のセキュリティ診断経験で養った攻撃の視点を用いて、脅威に立ち向かうための脆弱性管理を皆さんに提案します。ソフトウェアを使う側の方々だけでなく、作る側の方々にも現状を知っていただくとともに、攻撃の今とその対策についての理解を深めていただく時間にしたいと考えています。ぜひ、ご一緒ください。
SBテクノロジー株式会社
セキュリティ&テクノロジー本部
プリンシパルセキュリティリサーチャー
辻 伸弘
15:10〜15:40 技術講演
サイバーセキュリティ:脅威分析に関する情報共有
製品を開発する上で、セキュアな開発が求められています。本講演では、セキュア開発で重要な工程である脅威分析にフォーカスし、当社が脅威分析サービスを行う上で分かった脅威分析時の課題や、一般に入手可能な脅威分析に関する各ドキュメントの内容比較について、共有します。
株式会社ベリサーブ
ソリューション事業部 技術部長
銭本 崇
15:45〜16:25 招待講演
DXに向けた開発組織のあり方
経済産業省による『DXレポート2.1(DXレポート2追補版)』では共通プラットフォームによるデジタル産業への移行が進むとされています。またIPA(情報処理推進機構)では、DX推進のためのIT基盤である「スサノオフレームワーク」の策定を進めています。本講演では、これらの動向を紹介するとともに、DXに取り組む日本企業の課題について述べます。さらに、今後のIT品質の方向として、変化する顧客ニーズに即応するための適応品質と、安全性やセキュリティ等の不変品質であることを示します。
名古屋国際工科専門職大学
情報工学科 学科長/教授
山本 修一郎
開催日時 |
2022年11月24日(木)〜 11月25日(金)13:00〜16:25 |
形式 |
オンライン開催 |
参加費 |
無料 |
主催 |
株式会社ベリサーブ |
お問い合わせ |
VAI@veriserve.co.jp |
※主催社の競合企業にお勤めの方、および個人の方のご参加はご遠慮ください。予めご了承のほどお願い申し上げます。 |
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