アプリケーションパフォーマンス管理「AppDynamics」

システムをエンドツーエンドで可視化し、性能劣化の対処を迅速化

「AppDynamics」は、DB、サーバー、OS、ネットワークなどのインフラから、Webブラウザやモバイルアプリなどを通じたエンドユーザー体験まで、システムのパフォーマンスを複合的に監視し、問題や障害発生時の原因究明・対策の迅速化を支援する監視ツールである。世界中で2000社を超える企業に導入されている。

システムやインフラごとにツールを導入して監視を行っている企業の場合、パフォーマンスに問題が生じた際の原因究明と対策に時間がかかってしまう。この課題に対してAppDynamicsでは、システムのパフォーマンスを一元管理して単一のツールで可視化し、かつ相関関係を示すことで迅速な対処が可能になる。

AppDynamicsの役割は、大きく以下の3つである。

・ITサービスの監視（See）
AppDynamicsのエージェントが全ユーザー、全トランザクションを監視し、ソースコードの変更不要で、エンドツーエンドでアプリケーションやインフラの性能、ユーザー体感を可視化することができる。

・性能劣化や障害への対処（Act）
平常時のパフォーマンスを学習して、しきい値を自動設定することができるため異常値の検出が行いやすい。またエンドツーエンドで監視し、かつシステムの相関関係を可視化できる特長を生かし、問題発生時における根本原因の究明および迅速な対処が可能になる。

・ビジネスとITの統合された分析（Know）
AppDynamicsのエージェントがビジネスデータを取得したり、ユーザーのアクションを把握したりできるため、システムの性能劣化がビジネスにどのような影響を与えるのかまで可視化することもできる。