RDSとVDIで発生したパフォーマンス不足問題をHDIの導入で解消

株式会社アクシオ

RDSとVDIで発生したパフォーマンス不足問題をHDIの導入で解消

アクシオでは、RDSとVDIを組み合わせて、業務の効率化に活用してきた。パフォーマンス不足が発生したのを機に、超高密度サーバが提供するHDIを導入し、問題を解消した。

  • 業務効率化
  • 情報サービス業
  • 情報システム部門(運用系)
RDSとVDIで発生したパフォーマンス不足問題をHDIの導入で解消

アクシオでは、RDS(リモート・デスクトップ・サービス)方式とVDI(仮想デスクトップ)方式を組み合わせて、社員全員が自分のデスクトップを利用できる環境を提供していた。しかし、VDI環境導入後にはパフォーマンス不足が発生することがあったため、超高密度サーバが提供するHDI(Hosted Desktop Infrastructure)を導入して解消した。

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課題

 アクシオでは、社員全員が、ノート型のシンクライアントやタブレットPCなどデバイスを選ばずに自分のデスクトップを利用できる環境を提供し、業務の効率化に活用してきた。社内システムの利用者にはRDS方式で、固有のデスクトップが必要なソフトウェア開発部門などの利用者にはVDI方式でサービスを提供していた。しかし、VDI環境の導入後には、突然レスポンスが遅くなり、パフォーマンス不足が発生することがあった。

解決方法

 パフォーマンス不足の発生時にはハードウェアの増強も行ったが、慎重にサイジングしても、問題の完全解決は困難だと感じていた。2015年初頭、超高密度サーバのHPE Moonshot Systemが提供する占有型デスクトップ環境のHDIを導入したことで、サーバの1シャシーに、180ユーザー分のリモートデスクトップ環境を集約できた。これにより、仮想化技術を使わずにハードウェアベースでサービスを提供できるようになった。

効果

 クライアント環境としての自由度は高いが安定性能は維持しにくいVDI方式はソフトウェア開発部門と本社の総務部門で、サーバ上に比較的多くの利用者を集約できるが、稼働できるアプリケーションに制約があるRDS方式は営業部門を中心に利用している。HDI環境はパワーユーザーを中心に割り当てているが、VDIの利用者も順次HDIへの移行を進める。また、導入コストを抑えてHDI環境を利用できる「AES Node Manager」も開発・提供する。

事例概要

企業規模 中堅中小企業向け(101~1000名)
課題 業務効率化
業種 情報サービス業
部署 情報システム部門(運用系)
地域 国内
導入年 2015年

提供企業・製品

導入製品名:HP Moonshot HDI シンクライアントソリューション

提供企業:株式会社アクシオ

日本ヒューレット・パッカード

URL:http://www.axio.co.jp/products/hp/moonshot.html