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シンクライアント

シンクライアントとは、アプリケーションソフトや重要データを手元に蓄積しないディスクレスのクライアントのことで、最小限の機能だけを搭載し、アプリケーションはサーバにアクセスして実行する形態を取る。ただし、ハードディスクなどを搭載している通常のPCでも、シンクライアントとして利用できる仕組みも提供されているので、ローカル環境にデータやアプリケーションを格納しなければ、たとえ物理的にハードディスクが搭載されていてもシンクライアントとして利用することができる。

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シンクライアントの基本機能とは?

シンクライアントを実現する方式には、アプリケーションの共有形態などの違いにより、画面転送型のサーバベース方式、ブレードPC方式、仮想PC方式、そしてネットワークブート方式(VID方式)の4方式が実現されている。このうち、最も普及しているのは画面転送型のサーバベース方式と仮想PC方式で、次のような機能が搭載されている。
●デスクトップの割り当て
デスクトップグループの作成、カタログおよびデスクトップグループの管理、ユーザーデータのインポートとエクスポート
●アプリケーションの変更と管理
アプリケーション設定の確認または変更、無効化、名前の変更、検索
●シンクライアント環境の監視
応答しないアプリケーションやプロセスの終了、ユーザーマシン上の操作のシャドウ、マシンの再起動、ユーザープロファイルの再設定

シンクライアントの導入メリットとは?

●管理性とセキュリティ
サーバからソフトウェアが配信され、データもサーバ側に存在するので、ユーザーが自分のローカルHDDのバックアップやメンテナンスを実施したりする作業から開放される。システム管理者もサーバ側を管理するだけで、すべてのクライアントを統一の取れた環境・設定で運用できる。
また、クライアント側にストレージデバイスがないことから、サーバが防御されている限り、ウィルスやその他のセキュリティ脅威にさらされる心配がない。
●可用性と移動性
シンクライアント端末にはHDDなどの障害を起こし易い機械部品がないので、故障しにくいシステム構成になっている。また、会議室や外出先からも各人の自席のデスクトップ環境を利用できる。
●環境性
シンクライアント本体にはHDDやファン等による騒音が全くない。また、PCに比べ非常にコンパクトな設計で省スペースなことから、快適なオフィス環境を実現することができる。さらに、クライアント本体の消費電力もPCに比べると格段に少なく、発熱もほとんどないことからエアコン等の電気代まで含めると大幅な省エネに繋がる。