IP電話の基本機能とは?
IP電話機にはCODECが内蔵されており、これを直接LANケーブルに接続する。IP電話機は「ターミナル(端末)」と呼ばれている。ターミナルは、LAN上で双方向通信を行うクライアントであり、CODECと呼発信と呼制御機能をもつ。従来の電話機も使えるが、IPネットワークと公衆電話網との間に、VoIPゲートウェイ(GW:GateWay)が必要となる。VoIPゲートウェイにCODECが内蔵されており、音声信号をIPパケット化する役割を担い、公衆電話網とインターネットを相互接続する。これによって利用者は、通常の電話機を用いて通常の電話機を持った相手と通話することも可能となる。その他、MCU(Multipoint Control Unit)という各拠点のターミナルが同時にビデオ会議などに参加できるようにするための装置があり、ターミナル間のネゴシエーションや資源管理を行う。
IP電話の導入メリットとは?
IP電話サービスの導入メリットは次の通り。
●事業所間の通話が無料
IPフォン契約者間なら、通話料金は無料になる。各事業所にIPフォンを導入すれば事業所間の通話料金が無料となり、大幅なコスト削減が可能になる。
●携帯電話への通話料金が定額料金
IPフォンから同一法人名義の携帯電話への通話が定額料金になるサービスがある。
●電話会議サービスも通話料無料
IPフォンから「電話会議サービス」を利用する場合、通話料が無料となるサービスがある。