メールセキュリティの基本機能とは?
メールセキュリティの基本機能として、以下の4つが挙げられる。
●アンチスパム/アンチウイルス
メール内容の解析、送信側のIPアドレスやアカウント名などのブラックリスト/ホワイトリスト、送信元IPアドレスの信頼性をスコアリングするレピュテーションなどにより、スパム/ウイルスが仕込まれたメールへの対策を行う。
●コンテンツフィルタリング
管理者が設定したキーワードなどに基づき、アドレスやメッセージ本文、添付ファイルを解析して送受信を制御する。外部から送信されている不正メールに対する防御に加えて、企業の内部からの個人情報流出や不適切なメール利用などを防止する役割を果たす。
●レポート機能
管理者がルールやポリシーのチューニングを行うことで、フィルタリングなどの精度を向上させ、メールセキュリティアプライアンスの導入効果を最大限に発揮させられるよう、スパムメール/ウイルスの隔離状況やフィルタリングの結果などを分かりやすく表示する。
●暗号化機能
ゲートウェイで通過するメールを暗号化し、キーサーバに暗号鍵を格納した上で、受信者にはWebブラウザなどでパスワードを入力し、メールを閲覧できるような仕組みを提供する。暗号鍵を管理することで、「誰がどこにメールを送信したか」や、「鍵の取得(メールの閲覧)は行われたか」、「鍵の有効期限は正しいのか」といったトラッキング情報の収集も行える。
メールセキュリティの導入メリットとは?
メールに関わるセキュリティ機能を包括的に導入できる上、メンテナンスの一元化、メール管理の簡易化/効率化なども可能になるため、セキュリティ強化にとどまらず、メール運用の効率化やネットワークインフラの最適化を目的として導入されることも少なくない。