5分で分かる最新キーワード解説
SSDの限界を超える「ReRAM搭載SSD」とは?(2/3 ページ)
ReRAM搭載SSDの新制御技術
こうした背景の中で登場したReRAM搭載SSDの新制御技術は、図2のような構造を想定したものだ。
NANDフラッシュメモリが多段積層化され、その上にSCMとしてのReRAMが載り、さらにDRAM、全体をコントロールするSSDコントローラーが載る。各層を貫通するTSV(Through Silicon Via)が信号や電源を接続する仕組みだ。
データの読み書きはSSDコントローラーがReRAMとNANDフラッシュメモリに適切に割り振り、最適なメモリ利用を制御することになる。コントローラー内部の仕組みは図3に見るようなもので、この中に新制御技術が生かされている。
特性変化に追従して読み出し検知レベルを動的に変化させる「フレキシブルリード」
まず注目したいのが図3中左端の「FlexibleR Ref」という部分だ。ReRAMは抵抗値の変化によって0と1とを表現するメモリだが、ビットのセットとリセットを繰り返すとだんだん抵抗値が高くなる特性があることが分かっている。
大容量ReRAMでは、セルごとの特性のばらつきが避けがたいため、使用回数が多くなるほどエラーの発生率が高まる課題があった。そこで開発されたのが、セット/リセット回数により基準となる抵抗値を読み出し時に動的に変化させ、読み出しエラーを防ぐ「フレキシブルリード」という仕組みだ(図4)。この技術により、エラー発生率は65%の低減ができる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
5分でわかる最新キーワード解説
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
-
2
M365 Copilot全庁展開で月2000時間削減 現場がAIを「使いたくなる」習慣化の仕組み
-
3
かんぽ生命が営業報告を50分→10分に AI時代に見直すべき「データ入力」の仕組み
-
4
損保ジャパン、2万人の「Gemini活用」どう管理? 推進者が語る「リスク回避」の仕組み
-
5
Claude Codeに「仕事を丸投げ」して事故らないための基本運用ルール
-
6
6TBファイルのサーバ移行、M365ユーザーの八雲町がSharePointでなく「あえてBox」の理由
-
7
「カスハラ対応」を個人に任せない 取手市がAIで変えた窓口業務
-
8
「Claude」3倍高速化の裏で、Anthropic開発者が「あえてしなかったこと」:899th Lap
-
9
社員の「セキュリティ訓練」、他社はどの程度やっている? 気になる隣の実施状況
-
10
20年物の基幹システム刷新に、マクロミルがあえて「全てを変えない」と決めた理由
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー