情報処理推進機構(IPA)が、2016年4〜6月期に「サイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)」を通じて企業や組織と共有した攻撃メールと思われる不審なメールなどの情報をまとめました。この期間中、1818件の情報がIPAへと提供され、そのうちの1584件が「日本語のばらまき型メール」に関するものでした。IPAでは「この全てが標的型攻撃メールではない(標的型攻撃メールとみなした情報は1818件中35件)」とするものの「危険なウイルスメールである」と注意を呼び掛けています。
日本語のばらまき型メールとは、件名や本文に日本語が使われたウイルスメールです。主に日本人を狙って広範囲に送信され、添付メールを開かせたり、URLリンクをクリックさせたりしようとします。IPAでは、「添付ファイルを開くとランサムウェアやオンラインバンキングの情報窃取を行うウイルスに感染するであろうことを確認している」としています。
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