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社内SNSをどう使いこなす? 賢い5つの活用方法そこが知りたい!社内SNS

「興味はあるけれどどんな場面で活用すればいいのか」と、社内SNS導入にあと一歩踏み込めない企業も少なくない。社内SNSの賢い使い方を5つ紹介する。

» 2016年12月20日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 社内SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、メールよりも迅速なリアルタイムの情報共有や、意思決定、業務プロセスのスピードアップを実現するツールとして近年関心を集めるとともに利用が拡大しています。しかしその一方で、「興味はあるけれどどんな場面で活用すればいいのか」「どのような効果が期待できるのか」と、導入に二の足を踏んでいる企業も少なくないでしょう。

 今回は社内SNSの具体的な活用例と、どんな効果が見込めるのか、5つのユースケースを紹介したいと思います。

(1)現場の状況や顧客の反応が共有できる

 社内にいると、工場などの製造拠点や、顧客と直接接触するサービス現場の状況はなかなか実感できないものです。社内SNSなら、写真と動画に一言添えるだけで十分なので、現場の人間も気構えずにリアルタイムで情報を投稿、共有することができます。また、現場において、本社からちょっとしたアドバイスが必要な場合にも、気軽に問いかけることが可能です。

(2)内定者や新入社員のフォローアップ

 昨今、内定者の辞退を防ぐ手段として社内SNSの活用が注目されています。企業が多大なコストをかけて採用した内定者の辞退が多発する時期に、SNSを通じて懇親会やイベントを実施してその参加状況を確認、人事からの連絡に対する内定者の反応のチェックなど、入社意欲を確認するとともに、辞退者の傾向を分析することが可能です。

 入社後も社内SNSによって緊密なコミュニケーションを取ることで、新入社員の不安を軽減し、離職率の低下につなげることができます。

(3)よくある質問や課題を共有、自力解決へ

 全国に店舗を展開する流通業やサービス業の場合、新入社員の指導マニュアルやよくある質問を社内SNSで共有しておくことで、同じような問い合わせがあった場合に各店舗が自力で解決できるようになります。店舗責任者同士でグループを形成すれば、同様の課題をグループ内で共有、解決する場にもなります。

(4)時差が気にならない情報共有

 グローバル化によって海外に拠点を持つ企業が増えていますが、海外とのコミュニケーションにおける課題が「時差」。電話だと相手の時間を考える必要があり、メールだと返信が来るまで、相手が読んだかどうかも分かりません。

 社内SNSなら、相手が読んだかどうかが分かる場合が多いため、時差を気にせず情報を投稿しておき、相手が既読したタイミングでそれを把握することができます。また、時差の異なる拠点を1つのグループとし、それぞれが自分の都合のいい時間にチェックしたり、投稿したりすることができます。

(5)災害発生時などの緊急連絡手段

 災害発生時など、電話やメールよりも一斉かつ迅速に連絡できる手段としても社内SNSは有効です。被害状況を迅速かつ正確に伝え、的確な支援を行うのにも役立ちます。

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