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ビジネスチャットツールと外部アプリケーションとの連携そこが知りたい!ビジネスチャット

ビジネスチャットツールは外部アプリケーションと連携できるものとそうでないものの2つに分けられる。これは利便性を追求する上で大きな違いとなる。

» 2017年01月19日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 これまでこのシリーズでは「連携させると便利なアプリケーション」を紹介してきました。CRM(顧客関係管理)、SFA(営業支援システム)などのいずれでも、他のアプリケーションとの連携により、その力をさらに発揮させることができるためです。

 ところがビジネスチャットツールの場合、多種多様な外部アプリケーションとの連携が可能なツールと、制限されているツールに二分されるため、ツールによって大きな差があるといえます。

 今回は連携が可能なチャットツールにどんなものがあるのか、またどのようなアプリと連携可能なのかを紹介したいと思います。

APIで多種多様なサービスと連携可能

 「Slack」「direct」などは、API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)により、多種多様な外部サービスとの連携が可能な点をセールスポイントの1つとしています。

 例えばSlackのWebページを見ると、「分析」「コミュニケーション」「カスタマーサポート」……という具合に17のカテゴリーがあり、それぞれにかなりの数(多いものだと100件を超える)のアプリが連携可能としてリストアップされています。

  directもさまざまなサービスと連携できるのが特徴で、同サービスの場合、さらに「外部サービスとの連携を制限」する機能が設けられています。

 下記の表で2番目に挙げた「HipChat」は、現在米国で急速に利用者を増やしているビジネスチャットです。日本語化がされていないのと、日本ではまだ認知度が低いため、今回初めての紹介となりましたが、Slackと同様、APIによる外部サービスとの連携だけでなく、RSSに対応、TwitterやYouTubeの埋め込み可、チャットbotの導入可と、ありとあらゆるサービスとの統合、連携が可能です。

 連携すると便利なツールはいろいろありますし、業務内容によってもどれと連携するのがいいかは異なると思いますが、連携の第一歩として「Dropbox」などのオンラインストレージ、「Googleカレンダー」などのカレンダー、「GitHub」などの開発ツール、「Trello」などのタスク管理などを連携しておくと、便利でしょう。

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