アイアットOECは、ひとり情シスの属人化リスクに関する調査結果を発表した。回答者の54.6%が、自身の不在時にシステム停止などで業務へ支障が出ると答えており、業務負荷の増加や属人化の深刻さが浮かんだ。
アイアットOECは2026年6月16日、「ひとり情シスの属人化リスクに関する実態調査」の結果を発表した。それによると、社内で一人で情報システムを担う「ひとり情シス」の54.6%は、自身が不在になった場合に一部または全てのシステムが停止し、業務に支障が出ると回答した。不在時にも業務継続に影響が及ぶ可能性がある点が、調査結果から浮かび上がった。
業務負荷の面では、50%が「直近1〜2年で担当業務全体の量が増加した」と回答した。現在の業務上の問題としては、「業務量が多く負荷が高い」が36.4%、「専門外のシステムも一人で対応しなければならない」が35.2%、「社内に相談できる相手がいない」が33.9%で上位となった。ひとり情シスに業務が集中しやすい実態がうかがえる。
属人化への危機感も強い。自身の業務が属人化していることについて、「解消の必要性を感じる」という回答は70.9%に達した。属人化や業務過多を解消するために必要な取り組みとしては、「IT人材の新規採用・増員」が38.8%で最も多く、続いて「マニュアルや仕様書の整備」が35.8%、「DXツールの導入」が34.9%だった。人員補強だけでなく、業務の標準化や仕組み化も求められていることが分かる。また、72.7%は「現場主導で業務を一元管理できる環境が整うことが自身の負担軽減につながる」と回答した。
調査は、ひとり情シスの問題を個人の負荷にとどまらない業務継続上の課題として示した内容といえる。なお、調査は2026年5月29日〜31日にかけて、20代から50代の男女で、社内で1人で情報システムを担当する会社員330人を対象にインターネットで実施された。
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