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ファシリティマネジメント

ファシリティマネジメントとは、アメリカで生まれた新しい経営管理方式。日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)においては、「企業・団体等が保有又は使用する全施設資産及びそれらの利用環境を経営戦略的視点から総合的かつ統括的に企画、管理、活用する経営活動」と定義しており、単に手法という範疇から、より広くファシリティマネジメントを経営的視点に立った総合的な活動として捉えている。

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ファシリティマネジメントの基本機能とは?

ファシリティマネジメントツールの基本機能としては、例えば次のような機能がある。
●アセットマネジメント-----収益管理機能、資産活用・利用状況管理機能
●建物・設備管理------------図面・文書管理基本機能、建物・設備台帳(カルテ)
●中長期修繕計画------------中長期計画基本機能、単年度計画機能、予算設定・予実管理機能
●工事計画・管理------------工事計画機能、工事管理(発注・検収・支払)機能
●業務委託管理---------------清掃・警備・設備管理委託管理機能、保守スケジュール管理機能、保守契約管理機能
●リクエストマネジメント--リクエストマネジメントシステム機能、契約管理機能
●レポート-------------------定期点検レポート管理機能、トラブル・リクエスト対応レポート機能、日常点検・日報管理機能
●業者選定-------------------案件登録−見積依頼−落札機能、電子入札システムインターフェイス機能

ファシリティマネジメントの導入メリットとは?

ファシリティマネジメントの活用分野は、企業はもとより病院、学校、官公庁その他すべての事業体である。ファシリティマネジメントの活用によって、これらの事業体が期待できる効果としては、大きく分けて次のようなものがある。
1)不要な施設、不足な施設、不適当な施設の使われ方の施設が明らかになり、経営にとって最適なファシリティのあり方が見えてくる。
2)ファシリティの改革によって、経営の効率が最高度に向上する。
3)同時に、施設関連費用(施設投資・施設資産・ファシリティコスト)を最小に抑えることができる。
4)顧客、従業員その他のファシリティ利用者にとって快適・魅力的な施設を実現できる。
5)省エネルギーを実現し、コスト低減とともに環境問題にとって効果的な解決手段となる。