全国拠点設置のDHCPを一元管理し、運用効率化とBCP対策を推進

事例概要

　社会インフラである通信ネットワークやオペレーションサービス、バックオフィス業務を支えるソフトウェアの開発力を強みとするNTTコムウェアは、全国の拠点にて数十台のDHCP製品を個別に導入していた。

　しかし現場単位での運用管理に対する限界の声が上がっていたことに加え、ミッションクリティカルなIP電話設備のBCP対策について検討していたことから、DHCP製品にも管理負荷軽減や障害対策の仕組みを検討することとなった。

　そこで同社は、一元管理による利便性と拠点側の機器故障時に備えるBCP対策を踏まえ、主拠点にマスターコントローラーのDHCPアプライアンスサーバ、全国の拠点にノード機25台以上を採用して連携させる仕組みを構築した。

　主拠点に設置したマスター機にて、各拠点設置のノードDHCPの設定変更やバージョンアップなどが可能となったことから拠点ごとに専担者を置く必要がなくなった上、主拠点での集中管理によって運用の効率化を進めることができた。また、拠点側サーバ故障時にはマスター機がバックアップする1:Nの冗長構成にてBCP対策も実現した。