IT導入完全ガイド
ISDNのサービス終了に向けて、移行先にMVNOは使えるか?(1/2 ページ)
2020年後半をめどにISDNがサービス終息を迎えようとしている。いまだ企業用途の多いISDNの移行先としてMVNOが注目されている。移行ソリューションとはどのようなものか。
既に話題にもなっているが、2020年後半をめどにINSネットの「ディジタル通信モード」がサービス終了することが発表されている。まだ3年、されど3年。移行先の検討はそろそろ始めた方が良い。さまざまなベンダーが移行のサービスを提供し始めているが、これまでのシステム環境を生かしたまま、MVNOへマイグレーションするソリューションも提供され始めている。ISDN終息にまつわる最新動向を紹介する。
2020年に終了? ISDN15万回線の移行先を検討する必要あり
NTT東日本/西日本は将来的にPSTN網(公衆交換電話網)を廃止し、逐次IP網に移行することを発表している。固定電話、主に「通話」に影響のある発表と考えがちであるが、この中に「ISDN」が含まれていることに注意したい。1990年代、ISDNは安価なインターネット常時接続の手段として大きく注目されたが、個人向けとしてはADSL、そして光ケーブルに移行し、徐々に収束している。
しかし、「法人市場」におけるISDN利用はいまだ根強く残り続けているというのが現状だ。メインの通信回線は既に光に移行しているからと安心していたものの、実は気付かぬところでISDNが利用されており、その対策に未着手のままなんて企業も多いようだ。
総務省の公表したデータによると、2016年9月時点で323.6万の契約数、NTT東西のINSネット契約数でも245.5万件に上る状況にあるという。その中には音声通話だけで利用している加入者もいるため、全ての加入者がINSネットディジタル通信モード終了の影響を受けるわけではないが、これだけの加入者が移行先の検討をはじめることになる。
NTTは2020年ころにISDNのディジタル通信モードの終了を目指し移行プランを検討/検証を続けているが、この予定は後ろ倒しになる可能性も見せている。その背景には、ISDNの移行プランの決め手がなく、NTT、そして利用者が必死にソリューションを探しているという現状がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT導入完全ガイド
注目の技術やITツール。そもそもどういったモノで何に使えるのか、どんなモノを選ぶべきか、課題はあるか、といった情報を基礎から徹底解説します。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
-
2
かんぽ生命が営業報告を50分→10分に AI時代に見直すべき「データ入力」の仕組み
-
3
M365 Copilot全庁展開で月2000時間削減 現場がAIを「使いたくなる」習慣化の仕組み
-
4
6TBファイルのサーバ移行、M365ユーザーの八雲町がSharePointでなく「あえてBox」の理由
-
5
Claude Codeに「仕事を丸投げ」して事故らないための基本運用ルール
-
6
損保ジャパン、2万人の「Gemini活用」どう管理? 推進者が語る「リスク回避」の仕組み
-
7
「カスハラ対応」を個人に任せない 取手市がAIで変えた窓口業務
-
8
「Claude」3倍高速化の裏で、Anthropic開発者が「あえてしなかったこと」:899th Lap
-
9
社員の「セキュリティ訓練」、他社はどの程度やっている? 気になる隣の実施状況
-
10
20年物の基幹システム刷新に、マクロミルがあえて「全てを変えない」と決めた理由
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー