GPUを必要とする計算処理の存在感が増加
GPUやFPGAなどを搭載したサーバとそれに接続される外付型ストレージを合わせた「アクセラレーテッドコンピューティング」は、2022年に978億2300万円まで成長する。
AIやIoTの普及により、特定の計算処理を一般的なCPUではなく、GPUやFPGAで行わせる需要が増えている。特定のワークロードの計算需要が、CPUの計算性能向上のペースに比べて急速に高まり、処理性能のギャップが生じているからだ。
企業向けITインフラの支出は減少傾向
IDC Japanの調査によれば、サーバや外付型ストレージを含む国内エンタープライズインフラ市場において、GPUやFPGAなどを搭載したサーバとそれに接続される外付型ストレージを合わせた「アクセラレーテッドコンピューティング」は、2022年に978億2300万円まで成長する。2017年から2022年までの年間平均成長率(CAGR)は13.2%だ。
アクセラレーテッドコンピューティングが、2017年のエンタプライズインフラ市場に占める割合は7.8%だが、5年間で割合を増やし、2022年には16.8%に拡大する。AIやIoTなどのワークロードはプライベートクラウドを含むクラウドに多く配備される見込みで、クラウド向けの支出額のCAGRは16.5%とそれ以外より4.5ポイント高い。
IDC Japanでは、アクセラレーテッドコンピューティングは、需要のある計算の種類や扱うデータが多様化することで新たな技術によるシェア獲得の機会が増えるという。GPUやFPGAだけでなく、国内資本ベンダーによる新たな技術に基づく製品やサービスが市場に投入されているが、普及のためには対応ソフトウェアの開発、導入や利用を支援する体制の構築が必要だ。
同社のアナリストは、「新技術の乱立により、採用する側の企業において自ら適切な技術を選択することが困難になる可能性がある。ベンダーは、提供するアクセラレーターの種類の多さや製品技術の優位性を訴求することはもちろんだが、あわせてユーザーが選びやすいソリューションとしての提供形態を整えるべきだ」とコメントする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
市場成長予測アーカイブ
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
-
2
M365 Copilot全庁展開で月2000時間削減 現場がAIを「使いたくなる」習慣化の仕組み
-
3
かんぽ生命が営業報告を50分→10分に AI時代に見直すべき「データ入力」の仕組み
-
4
損保ジャパン、2万人の「Gemini活用」どう管理? 推進者が語る「リスク回避」の仕組み
-
5
Claude Codeに「仕事を丸投げ」して事故らないための基本運用ルール
-
6
6TBファイルのサーバ移行、M365ユーザーの八雲町がSharePointでなく「あえてBox」の理由
-
7
「カスハラ対応」を個人に任せない 取手市がAIで変えた窓口業務
-
8
「Claude」3倍高速化の裏で、Anthropic開発者が「あえてしなかったこと」:899th Lap
-
9
社員の「セキュリティ訓練」、他社はどの程度やっている? 気になる隣の実施状況
-
10
3億人分の情報漏えい事件から見えた、金銭では済まない代償とは
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー