弁護士が解説する「SaaS利用契約の損害賠償条項」の読み方

SaaSはインフラの保守や環境構築などをサービス事業者に任せることで迅速なビジネスへの取り込みが可能になる一方、事業者側のトラブルが自社のビジネスに影響を及ぼすリスクもある。SaaS事業者と契約を取り交わす際に「損害賠償条項」をどのように読み解けばよいか。

本記事は2021年3月16日のBUSINESS LAWYERS掲載記事をキーマンズネット編集部が一部編集の上、転載したものです。

Q: 当社では、クラウドサービス(SaaS)の利用を検討しているのですが、クラウドサービス(SaaS)利用契約の損害賠償条項については、どのような点に留意すればよいのでしょうか。

A: クラウドサービス(SaaS)の利用者が、利用契約に基づいて、クラウドサービス(SaaS)事業者に損害賠償を請求する場合には、サービス事業者による債務不履行と損害との間の因果関係を立証することが必要ですが、この立証は必ずしも容易ではありません。そこで、立証を行いやすくするために損害賠償額の予定を定める方法が考えられます。また、クラウドサービス(SaaS)利用契約では、免責条項や責任制限条項が設けられていることが多いため、これらの規定内容に留意する必要があります。

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