2カ月間のシステム停止も……2021年サイバー攻撃の手口とその被害状況が明らかに

警察庁は、2021年に発生したサイバー脅威情報を速報版として発表し、攻撃者の手口や被害状況が明らかになった。

 デジタルシフトに伴って、新しいサービスや技術を悪用したサイバー攻撃が横行し、その手口は巧妙化の一途をたどっている。ランサムウェアによる被害の中には、感染したシステムの復旧までに2カ月以上要した事例や、被害の調査や復旧にかかった金額を試算すると5000万円以上の費用を要した事例も確認され、企業の不安が高まっている。

 警察庁は2022年2月10日、2021年に発生したサイバー脅威情報を速報版として発表した。2017から2020年は年間9000件台で推移していたサイバー犯罪の件数は、2021年に過去最多の1万2275件(暫定値)となった。以下で、ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃の被害状況や感染経路、被害金額などを明らかにする。

ランサムウェアの被害状況

 2021年に警察庁が報告を受けた国内のランサムウェアによる被害件数は146件だった。半期ごとに見ると、2020年下半期は21件、2021年上半期は61件、同下半期は85件と、被害件数は増加し続けている。

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