ランサムウェア感染後に身代金を払う企業が後を絶たない理由

ランサムウェアは経営者に身代金を支払うかどうかという難しい選択を迫る。一般的に身代金を支払ってはならないと言われているが、支払う企業が後を絶たない理由とは?

 多くの企業の経営幹部は、「ランサムウェアに感染しても身代金の支払いに応じてはならない」というアドバイスを認識しているにもかかわらず、ランサムウェア被害に遭った際、身代金を支払おうとする。

 セキュリティ企業のKasperskyが2022年4月に実施した調査によると、ランサムウェア攻撃を受けた企業の5社のうち4社が、「身代金を支払って企業データへのアクセスを回復した経験がある」と回答しているという。

一度身代金を支払った企業の97%は再度支払う 一体なぜ?

 Kasperskyが900人の上級管理職を対象に実施した調査によると、3分の2近くの回答者が「ランサムウェア被害に遭ったことがある」と認めた。さらに、過去に身代金を支払った企業の97%が「またランサムウェアに感染した場合、再び支払う」と回答している。

 この調査結果は、「身代金を支払ってはならない」と周知されたベストプラクティスがほとんど守られていないことを浮き彫りにした。Kasperskyを含むサイバーセキュリティの専門家は、ランサムウェアに感染した企業に対し、決して身代金を支払わないように一貫して助言しているが、多くの企業が身代金支払いを辞められない理由は何だろうか。

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