どこから手を付ける? 法務関連業務のDX「始め方」「進め方」を弁護士が解説

紙やハンコ、対面での合意など、法務関連業務へのアナログ規制は未だに強い。しかし実は法務DXを後押しする法改正が始まっており、業界を問わず財務や会計、ガバメントのデジタル化が進みつつある。ITに強い弁護士が、企業の法務機能の強化策を語った。

本記事はBUSINESS LAWYERS掲載記事をキーマンズネット編集部が一部編集の上、転載したものです。

サマリー

  • DXの現状と課題
  • DXに関連する法改正の動向は? 関連する情報の優先順位について
    • 企業にとって対応への優先度が高いDX関連法改正等
    • 中長期的な対応が必要なDX関連法改正等
  • 法務DX関連の注目事例と業界動向等
    • 法的リスクヘッジ手法の発展
    • クロスボーダー契約等のDX
    • 自主規制による信頼性向上
    • 税務DX
    • 経理DX
  • 法務DXで想定される障害と対応方法
    • 法務DXの障害
    • 障害への対処方法
  • 法務DXを起爆剤とした法務機能の強化
  • さいごに

DXの現状と課題

 2020年から続いたコロナ禍を契機に、デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性については広く認識されてきました。日本のデジタル化の遅れが「デジタル敗戦」ともいわれる中、2021年9月にはデジタル庁が発足し、DXの機運はかつてないほどに高まっていると言えます。

 しかし、総論においてDX推進に賛成であったとしても、各論においてはさまざまな課題に直面します。例えば契約について100年以上続いた紙と押印の実務を変更することは容易ではなく、電子署名等のリーガルテックを活用した法務DX推進の前には多くの障害が立ちはだかります。

 そこで本稿では、法務DXをサポートする法改正等の動向を紹介しつつ、法務DXを起爆剤とした法務機能の強化について検討してみたいと思います。

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弁護士が語る「企業法務とIT」

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