警察の職質からビジネスのヒントを得た記者、それってどういうこと?

久しぶりに職務質問を受けた筆者は、ふと“あるツール”の取材での出来事を思い出した。職質は犯罪者となり得る人物の兆候を見いだし、検挙率の向上や犯罪抑止につなげるための職質は、「兆候を見つけて行動に移すことで目的達成につなげる」あのツールと同じ原理なわけで……。

 久しぶりに職務質問(以下、職質)を受けた。

 2人組みの警官に「ちょっといいですか」と優しく声をかけられ、物陰に連れて行かれたのだが、職質はこれが初めてではない。外見の怪しさからか、若い頃よく声を掛けられていたことを思い出す。

 今や単なる”くたびれたおじさん”なので、なぜお声が掛かったのかが分からない。感情が表に出ていたせいか、開口一番「全身アウトドアの服を着ているので、もしかしたらナイフとか持ってないかなって」とその理由が明かされた。

職質当日の服装。ジャケットはpatagonia、ズボンはgramicci、帽子はDOD、靴はKEEN。確かにアウトドア系ブランドばかり。

 あ、そういうパターンってあるのか。結果として、バッグや服のポケットを調べられ、最終的には鍵束を見せて欲しいと迫られる。ナイフを鍵束につけている人がよくいるらしい。

 まあ懸念点はよく分かる。おそらく私の風体や特徴が、警察の中で共有されている“銃刀法違反に該当する人物”のナレッジの一つなのだろう。

警察の職質からビジネスのヒントを得た記者、それってどういうこと?

 先日、あるツールについて取材する機会を得た。改めてその仕組みを聞いてみると、一周回って新鮮だった。仕組みこそ洗練されているものの、通底に流れる思想は、私自身が20年以上にわたって仕事で重視してきたこと同じだったからだ。

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