部下に嫌われる1on1ミーティングの特徴は? 3つの課題とツールで改善する方法

業務の進み具合や今後のキャリアなど、本来、上司と部下が心を開いて会話を交わす場である1on1ミーティングだが、「時間の無駄」「意味がない」などの声が多く聞かれる。なぜ部下にそう感じさせてしまうのか。考えられる3つの課題と、1on1ツールを用いた改善策を考える。

 近ごろ、人事施策に「1on1ミーティング」を取り入れる企業が増えてきた。週に1回、少なくとも月に1回の頻度で面談の場を設け、短期スパンのコミュニケーションを取ることで部下の成長や目標達成の支援を目的とする。もともとは米国シリコンバレーの新興IT企業が積極的に取り入れたことで普及し、日本国内ではヤフーが大々的に採用したことで広く知られるようになった。

 だが、一定の導入成果を上げるケースもあれば、「時間の無駄と感じる。この時間を業務時間に充てたい」「毎週上司と1対1で営業成績を詰められるので、苦痛でしかない」とマイナスの効果ばかりが目立って、部下から敬遠されるケースもある。本来は部下の成長を後押しすることを目的とした場であるにもかかわらず、単なる業務報告の時間で終わることもよくあることだ。

 また、上司は良かれと思って部下に対して自分の思いの丈をぶつけ、「良いアドバイスができた」「良好なコミュニケーションが取れた」と一方的に思い込んでいるが、アンケート調査を取ってみると、上司が自身の思いを一方的に話す自己満足な1on1に陥っていることも珍しくない。

 こうしたことが続くと、上司や人事部門に対して現場の不信感が募り、それ以外の施策や人事評価全般に対する従業員からの信頼を損ねることすらあり得る。

部下が嫌がる1on1ミーティング「3つの課題」と改善策

 そもそも、なぜ部下の不満を招く1on1になってしまうのだろうか。そこには、上司が考えるべき3つの課題があった。

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