「AI採用」のメリットと製品の分類、機能、限界を知る

AIによって採用シーンはどのように変わるのか、「AI×採用」を謳うサービスはどのような採用支援機能(AIアセスメント機能)を提供しているのか。「AIでできること・できないこと」、AIを採用で活用する際の注意点などを整理する。

 「ChatGPT」の登場とともにAI(人工知能)の進化に注目が集まり、ビジネスでの活用に期待が集まっている。その適応領域の一つが人事業務、特に「採用」のシーンだ。しかし、採用におけるAIの活用はさまざまな議論を呼ぶテーマでもある。

そこで本稿は、米国発のAI面接ツール「HireVue」の日本版を販売するタレンタで専務取締役を務める中村 究氏に、AIによって採用シーンはどのように変わるのか、「AI×採用」を謡うサービスはどのような採用支援機能(AIアセスメント機能)を提供しているのか、また「AIでできること・できないこと」、AIを採用で活用する際の注意点などを聞いた。

面接官との出会いに左右される日本の採用シーン

 人材獲得競争がますます激化していることを背景に、最近では「人材採用」(Hiring)という用語は廃れ、新たに「人材獲得」(Talent Acquisition)という用語が浸透し始めた。

 採用早期化の中、企業は選考のスピードアップと採用品質の両立が求められている。一方、人事部門の業務効率は低い傾向にあり、優秀な学生と向き合う時間を確保できていないという問題がある。

 さらに、学生の意識向上とともに選考の公平性や透明性に対する要請も高まり、面接官によって採用の質が異なることは社会的な問題になっている。特に日本の大企業においては、優秀な従業員が面接官を担当し、自分と似た学生を採用する手法がとられてきたが、戦略に妥当性がある一方で、人材の多様性を損なう時代遅れの手法として捉えられることもある。

 こうした課題に対し、人事部門の限られたリソースで優秀な人材を獲得するための助けとして、AIが期待を集めている。

採用におけるAIの利用シーン

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指田昌夫
指田昌夫

1964年東京都生まれ。ビジネス系出版社に30年弱勤務し、雑誌やオンラインメディアの編集記者やデスク、広告企画制作を担当。2019年からフリーランスとなる。現在はIT、金融、製造業を中心に取材執筆する。

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