面倒な工程マニュアルや人材教育を動画でどう変えた? 食品卸商社が語る動画活用のコツ

動画はテキストと比べて情報を効率的に伝達できる。この利点を生かすことで、情報共有や業務効率化などに役立つ。ある食品卸商社は情報の循環と組織コミュニケーションの活性化を目的に、全社で動画を活用しようと考えた。

トーカン 内藤 綾氏

 コロナ禍は従業員コミュニケーションの希薄化を招き、企業の生産性に大きな痛手を与えた。東海地域を中心とする食品卸商社のトーカンも例外ではなく、同社の内藤 綾氏(ソリューション部 改善推進課)は、「人との接点が減少したことで『新入社員や異動者への引継ぎ、OJTがやりにくい』などの声が上がり、従業員は仕事のやりづらさや不安を覚え、それがパフォーマンス低下の要因でもありました」と当時の状況を語る。同社が従業員に対してヒアリング調査を実施したところ、コミュニケーション不足や組織としての一体感の喪失が課題の中心であることが分かった。

 トーカンはこれらの課題を解消するすべとして、動画の活用を選んだ。動画ならば時間や場所を問わず、画像やテキストよりも多くの情報を効率的に伝達できるという利点があるからだ。

動画を組織全体で活用し、情報の循環と業務効率化を果たすには

 動画の制作には動画編集の知識や作業時間の確保、動画ファイルの格納場所、配信や視聴環境の整備などが必要で、それらがボトルネックとなった。動画の制作環境を自社で整備するのは困難だと感じたトーカンは、アシストが提供するクラウド型動画プラットフォーム「Panopto」の導入を検討した。事前にPanoptoのテスト導入期間中に2回のワークショップを実施し、同時並行で価値検証を進めた。

図1 価値検証のフロー図(出典:トーカン提供の資料)

 動画の活用を進めるに当たってPoV(Proof of Value:価値実証)推進チームを組成し、各部門の若手従業員もメンバーとして参加した。ワークショップでは課題を具体的に列挙して、動画の活用によってどのような効果が見込めるかを分解して考えながら、評価指標を設定した。

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阿久津良和
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阿久津良和([Cactus] http://www.cactus.ne.jp/ )

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