縦割り組織に悩んだ住友不動産が1年半で130以上の業務を内製デジタル化 その心は?

非効率な仕事の進め方に悩んでいた住友不動産は、プロジェクト開始後わずか1年半で130以上の業務のデジタル化に成功した。課題を解決し、デジタル化を推進するための秘訣とは。

 紙や人手に依存した非効率な仕事の進め方やルールの形骸化が課題だった住友不動産。同社は、総務課と人事課、経理課、情報システム課から選んだ約30人のメンバーで、2022年4月に業務のデジタル化に着手し、プロジェクト開始後わずか1年半の間に130以上の業務のデジタル化に成功した。

 プロジェクトの総監督を務めた上原孟士氏(企画部 企画課 WEB申請推進係 係長)は、プロジェクトを推進する過程で「縦割り組織ならではのコミュニケーション」「メンバーの半数以上がIT未経験者」「デジタル化による業務プロセスの変更」という「3つの壁」に突き当たり、これらの壁を乗り越えるためにある施策を講じたと話す。その施策とは。

紙やハンコ、人手に依存する業務が課題だった

 住友グループに所属する大手不動産会社の住友不動産では、紙やハンコを用いた業務に加え、人手に依存する業務が数多く存在していた。人手に依存する業務とは、例えば報告業務や申請業務の進捗確認と未了者への連絡、「Microsoft Excel」(以下、Excel)による貸与物や契約データの管理と更新、支払伝票の作成などだ。

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