IT導入完全ガイド

「2027年問題」の新たな救済策? コンポーザブルERPとは

変化に柔軟に対応できるコンポーザブルERPに注目が集まっている。導入には幾つかの押さえておくべきポイントがある。

 「コンポーザブルERP」とはその名の通り「Composable(組み立て可能)なアーキテクチャ」に基づいて構成されたERPシステムのことだ。ここで言う「組み立て可能」とはシステムを業務単位でコンポーネントに分割し、それらを自由に組み合わせたり入れ替えたりしてシステム全体を柔軟に構成することを意味する。

 コンポーザブルという概念はERPに限らず広い分野で使われていて、その他「コンポーザブルモデル」「コンポーザブルアプリケーション」などとも呼ばれる。

コンポーザブルERPの考え方(出典:ワークスアプリケーションズ提供)

コンポーザブルERPが注目を集めるようになった背景とは

 もともと日本国内におけるERPの普及は、1990年代後半から大企業を中心にSAPのERPパッケージ製品の導入が進んだことが始まりだ。当時のERP製品は基幹業務のデータを単一のデータベースに集約し、単一のアプリケーションで処理する「一枚岩(モノリシック)」なアーキテクチャに基づいて作られていた。

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