IT記者が考える脱Excelの大本命 ~喫茶店で遭遇した“Excelあるある”を添えて~

「何度言ったら分かってもらえます? Excelは……」――。喫茶店のどこかの席からそんな怒りの声が聞こえてきた。古今東西、多くの業務を支え、ときにトラブルの一幕にもなってきたExcel。近年はそんなExcelからの移行事例も増えている。IT記者が取材で知った脱Excelの大本命を紹介する。

 在宅勤務が中心の仕事柄、気分転換も兼ねて喫茶店で仕事をすることが多い。ただ、喫茶店はいろいろな人間模様が交差する場所だけに、結果として集中できないこともある。

 私が頻繁に出入りしている喫茶点は、東京23区外で大都会ではないため、忙しくしていそうな人はあまりいない。資格試験の勉強をする若者やタブレットでイラストを描く漫画家、そして毎日パチンコ仲間との交流を楽しむ年配女性の集団――。本人たちと会話をしたことはないが、おそらくそんな属性の人たちだと推察される。

※本文とは関係ないが、地元の公園はすっかり色づいている。

 そんな喫茶店に緊張が走ったのはつい先日。PC画面を見ながら声を荒げている男性がいた。聞く気はないのだが、何せ怒りに任せて声が大きいために、どうしても聞こえてしまう。

 「何度も言っているように、Excelはちゃんと関数も含めてコピーしてくれないと。こちらで売上の集計ができないんですよ。先日も言いましたけど、何度言ったら分かってもらえます?」

 「Microsoft Excel」(以下、Excel)あるあるが、地元の喫茶店で聞けるとは思わなかった。その男性はおそらく会計事務所の方で、企業の経理担当者に何かアドバイスというかお願いをしているようだ。

“万能Excel”の移行先は? IT記者が取材で見つけた大本命ツール

 「現役バリバリ」の業務アプリケーションであるExcel。Excel職人もいまだに現役で、マクロを駆使して属人化したフローを作り出し、それが長年重宝されている状況は少なくない。ただし昨今は、情報の集計や分析などのデータ活用に重点を置いて、Excelから新たなソリューションに乗り換えようという「脱Excel」の動きが盛んだ。脱Excel先のソリューションはさまざまあるが、IT記者である筆者が取材で知りえた有力な移行先を紹介する。

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