5分で分かるパスワード

パスワードが漏れているかも? まずやるべきことはこれだ

しっかりしたパスワードを設定しているから安全だ。こうした思い込みは危ない。そのパスワードがすでに漏えいしている可能性があるからだ。どうすればよいだろうか。

 連載第1回では、危険なパスワードとは、どのようなものなのかを紹介した。そこに挙げた注意に従えば、比較的安全なパスワードを作成できる。

 だが、これで安心していてはいけない。なぜなら、世界中、日本中でサイバー攻撃によるパスワードの漏えい事故が起き続けているからだ。

 パスワードの漏えい件数は数百億件に及ぶ。これは世界人口よりも多い(NordPassによれば1人当たり100個程度のパスワードを持っているため、もちろん全員分が漏えいしたわけではない)。せっかく入力した強力なパスワードであってもすでに攻撃者の手に入っている可能性がある。

100億件のパスワードが漏えいした事件とは

 99億4857万5739件の重複のない平文パスワードが漏えいした過去最大規模の事件は、RockYou2024として知られている。

 この事件はあるハッキングフォーラムにObamaCareと名乗るユーザーがプレーンテキスト「rockyou2024.txt」を投稿したことで発覚した。発見したのはCyberNewsの研究チームだ。

 漏えいしたパスワードは単発のサイバー攻撃で得られたものではない。2021年に公開されたRockYou2021という約84億件のパスワードに、2021~2024年に漏えいした15億件のパスワードが追加されたものだ。パスワードの出所は4000以上のデータベースだとされている。

 漏えいしたパスワードは攻撃用の材料として着々と蓄積されており、犯罪者の間で流通していることが分かる。

 ユーザー側で何かできないだろうか。「敵を知り己を知れば百戦殆(あやう)からず」という孫子の兵法に従うとよい。具体的な方法を解説しよう。

 漏えいしたパスワードが犯罪者の手に渡って利用されるなら、こちらもその手でいこう。

パスワード漏えい確認サービスを使おう

 幸いなことにパスワードを入力すると漏えいしているかどうかを教えてくれるサービスが幾つもある。

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5分で分かるパスワード

安全なパスワードの設定法や漏えいの確認方法、安全な保管方法の他、攻撃側の視点を紹介する。

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