クラウド移行の7つの難所、役立つ情報共有ツールとは

幾つかあるクラウド移行の戦略と、それに対する計画の立て方、役立つ情報共有ツールを紹介する。

 「クラウドコンピューティング」という言葉が広く使われるようになってから約20年がたち、現在は多くの企業がクラウドインフラを利用してビジネスを展開しています。日本でも、約8割の企業がクラウドサービスを利用しています。しかし、総務省が発表した「令和5年通信利用動向調査」によれば全社的にクラウドサービスを利用している企業は全体の約半数に止まっており、これから本格的にクラウドへの移行を予定している企業も少なくありません。

 クラウドはコスト削減やパフォーマンスの向上、セキュリティの強化など、オンプレミス環境と比べてさまざまなメリットを提供する一方、実際の移行プロセスは多くの組織にとって大きな課題となっています。

 本稿では、より効率的に移行を実現し、組織全体でクラウドのメリットを享受するために、移行がもたらす負担を軽減する方法を紹介します。

 クラウド移行とは、企業のデジタル資産、アプリケーション、データの全部または一部を、オンプレミスのデータベースや別のクラウド環境から新しいクラウドコンピューティングプラットフォームに移行するプロセスを指します。

 このプロセスは、企業のITポートフォリオ全体を完全に移行する場合もあれば、部分的な移行の場合もあります。移行の範囲はその目的や理由によって異なります。次に、幾つかあるクラウド移行の戦略と、それに対する計画の立て方を見ていきましょう。

クラウド移行の戦略:「6つのR」

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