マルウェアから詐欺へ 変化したサイバー攻撃に対抗するには

ネットの危険がマルウェアから詐欺にどんどん集約されてきているという主張がある。マルウェアはソリューションで対応できるが、詐欺にはどうしたら対抗できるのだろうか。

 もはや個人に対しては、マルウェアによる攻撃よりも「フィッシング」攻撃の方が大きな脅威となっている。PCを使うならウイルス対策ソフトをまずインストールすることは一般ユーザー層にも分かっている。だが、フィッシングはどう対策すればよいのだろうか。

トレンドマイクロの岡本勝之氏

 セキュリティベンダーのトレンドマイクロは法人向けソリューションの提供に加え、コンシューマー向けには「ウイルスバスター」を提供している。マルウェア対策に加えて、フィッシングについても大きな脅威だと捉えているという。そこで、同社の岡本勝之氏(セキュリティエバンジェリスト)に、昨今の個人を狙うフィッシング攻撃の現状と対策、そして法人組織では何を注意すべきなのかを聞いた。

ネットの危険が詐欺に集約されてきた

 岡本氏は「数年前ぐらいからネットの危険が詐欺にどんどん集約されてきている」と述べる。2019年には大きな影響を与えたマルウェア「Emotet」がメール経由で拡散していた。数年前とは「そのEmotetの活動がほとんど停止したタイミングだ」と言う。海外では現在も情報窃取型(インフォスティーラー)をはじめ、ばらまき型のメールは引き続き影響力がある。だが、日本語のマルウェア拡散メールは減少傾向にあり、代わりに詐欺、つまりフィッシングを狙うメールに置き換わっている。これが個人向けでフィッシング対策が重要視されている理由だ。ではどうすればよいのか。

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この記事の著者

宮田健
宮田健

@IT記者を経て、現在はセキュリティに関するフリーライターとして活動する。エンタープライズ分野におけるセキュリティを追いかけつつ、普通の人にも興味を持ってもらえるためにはどうしたらいいか、日々模索を続けている。

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