CIO Dive

AIコーディングで加速する「未テストコードを本番環境で動かす」実態

テスト自動化サービスを手掛ける企業が実施した調査によると、今後1年以内に3分の2の組織が高額な損失を伴うソフトウェアの障害リスクに直面する可能性があるという。その背景には「品質よりスピードを重視する風潮」があるようだ。

 テスト自動化サービスを提供するTricentisが2025年5月13日(現地時間、以下同)に発表したレポートによると(注1)、高額なコストを発生させるソフトウェア障害が業界全体にまん延しており、その主な原因はIT分野のリーダーと開発者の間の認識のずれにあるという。同社は2025年3月にCensuswideに委託し、2700人以上のCIO(最高情報責任者)やCTO(最高技術責任者)、ITエンジニアリングの専門家を対象に調査を実施した。

開発現場に潜む重大なリスク AIコーディングの功罪

 同レポートでは、約3分の2の企業が今後1年以内に重大な障害を経験すると予想しており、回答者の約4分の1が自社のリスクレベルを「極めて高い」と評価した。

 Tricentisのリー・マクレンドン氏(チーフ・デジタル&テクノロジー・オフィサー)は、『CIO Dive』に対して「深刻な障害は目立ちやすい。IT部門の従業員は、経営層にいる重要人物に問題が知られ、厳しく追及される状況がどれほど重大かをよく理解している」と語った。

 企業が新技術を活用してイノベーションの迅速化や成長を目指す裏で、リーダーたちはソフトウェア開発チームに対して、品質よりスピードを優先するというメッセージを送っている。

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CIO Dive(キーマンズネット)

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Matt Ashare
Matt Ashare

「CIO Dive」シニアエディター。米国ウェズリアン大学卒。『ボストン・フェニックス』紙スタッフライター(音楽、芸術、文化担当)、「OnlineEducation.com」編集長などを経て現職。ランドルフ大学でジャーナリズムやメディア研究を教えた経験もある。

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