RAG構築術 Microsoft編

Microsoft 365 Copilotの“最短”RAG構築術 Azureでの完全カスタムも徹底解説

LLMの精度を向上させる方法として注目される「RAG」。本稿では「Microsoft 365 Copilot」と「Microsoft Azure」を用いたRAG構築法を、手軽な方法からフルカスタムの方法まで網羅的に解説する。

 企業における生成AIの利用が本格化する中、外部情報の検索機能を大規模言語モデル(LLM)に組み合わせる手法、「RAG」(Retrieval-Augmented Generation=検索拡張生成)に注目が集まっている。キーマンズネットの読者調査では「興味がある生成AI関連技術」として「AIエージェント」(59.1%)に続いてRAGが2位(47.7%)だった。

 企業においてRAGを用いたシステムを構築する場合、高性能なLLMを従量課金で使用できる「Amazon Web Services」(AWS)、「Microsoft Azure」(Azure)、「Google Cloud」などの大手クラウドサービスを用いるのが一般的と言える。本特集では、これら3社のクラウドサービスでRAGを構築する方法を解説する。今回はMicrosoft編だ。

Microsoft 365 CopilotとAzureでRAGを構築するパターン3選

 MicrosoftはRAGを以下の2つのプロセスに分けて解釈し、これらを一貫して支援するサービスと、それぞれを固有に支援するサービスを提供する。

  1. ユーザーが入力したクエリに応答するために必要な情報を取得するプロセス(Retrieve)
  2. 取得した情報をプロンプトに付加(Augment)してLLMの外部知識として入力し、LLMに応答を生成(Generation)させるプロセス

最も簡単な“最短実装法”

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村田知己
村田知己

ITmedia AI+ 編集記者。市場調査会社でのエンジニア職を経て、2022年アイティメディア入社。キーマンズネット編集部、社内のデータ分析基盤構築担当、ITmedia エンタープライズ編集部を経て現職。

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