Googleが明かす、クラウドセキュリティの「正解」と「不正解」

クラウドとAIの利用が進むにつれて、サイバー攻撃の脅威がますます深刻になってきた。問題はセキュリティの運用管理が複雑化する一方だということだ。簡素化・省力化する良い方法はないだろうか。Googleのセキュリティ専門家が脅威の実態と合わせて、その方法を解説した。

グーグル・クラウド・ジャパンの高橋悟史氏

 グーグル・クラウド・ジャパンの高橋悟史氏(「高」は旧字体、カスタマー・エンジニアリング テクノロジー部門セキュリティ・スペシャリスト)はGoogle Threat Intelligence Groupの調査(2025年上半期版)とGoogle Threat Intelligence Group(Google本体の調査チーム)の調査の結果を引用して、Google Cloudで観測された脅威トレンドを説明した後、Googleが薦めるベストな防御策を紹介した。

Geminiも標的に 生成AIを巡る新たな攻撃とGoogleの防御戦略

Googleが薦める防御策

  • 攻撃者が狙っている場所を守る
  • 狙われやすい対象領域を防御する「予防的統制」と「発見的統制」とは
  • 発見的統制のメリットとデメリット
  • クラウドのセキュリティ問題を検出するSecurity Command Centerの活用

 サイバー攻撃のきっかけはさまざまだが、高橋氏によれば、偵察や侵入などの初期攻撃の方法として最も多いのは「脆弱(ぜいじゃく)な認証情報」(45.7%)だ。

 管理コンソールにアクセスできるユーザーIDや、連携システムのサービスアカウントの脆弱なパスワード、アクセスキーといった認証情報が特に狙われやすい。初期攻撃はこの他、設定ミス(34.3%)やAPIやUIの侵害(17.1%)も用いる。

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