生成AIとOSSセキュリティの「嫌な関係」 なぜGAFAは投資を「減らした」のか

オープンソースソフトウェアは現在の商用ソフトウェアを支える土台だ。だが、脆弱性の問題が深く根を下ろしており、息の長い取り組みが必要だ。着実な成果が上がっていたものの、現在は生成AIとの「競合」がこれを邪魔している。どういう意味だろうか。

 オープンソースソフトウェア(OSS)は、現在のソフトウェア開発において欠かせない存在になっている。

 Black Duck Softwareが発表した「2025 オープンソース・セキュリティ & リスク分析レポート」によれば商用コードベースの97%にOSSが利用されているほどだ。

 だが、OSSには高リスクな脆弱(ぜいじゃく)性が潜んでいることがある。先ほどのレポートによれば4年以上更新されていない古いコンポーネントの放置が原因の一つだ。自動化ツールを使わなくては把握が難しい推移的な依存関係も深刻なセキュリティ不全を引き起こす。同レポートではSBOM(ソフトウェア部品表)やSCA(ソフトウェア・コンポジション解析)を導入することで、コードの徹底的な可視化と継続的な更新が可能になるという(キーマンズネット編集部)。

 OSSと脆弱性の問題が耳目を集めたのは2021年11月のことだ。広く使われているOSSにゼロデイ脆弱性が見つかった。業界に衝撃を与えるとともに、大部分をボランティアに依存していたOSSのエコシステムを守るための緊急の取り組みが開始された。それから約4年が経過し、取り組みは重要な進展を遂げてきた一方で、数多くの挫折にも見舞われた。その原因の一つは生成AIだという。どういうことだろうか。まずは経緯を振り返ってみよう。

生成AIとOSSセキュリティの「嫌な関係」

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