ベリサーブ、新卒研修に生成AI教育を本格導入
ベリサーブは、2026年4月入社の新卒社員約100人を対象に、生成AIの活用、開発、品質保証を学ぶ教育プログラムを新卒研修へ本格導入すると発表した。4~7月の約4カ月間で、配属後の実務を見据えたAI人材の育成を進める。
ソフトウェアの品質向上支援サービスを提供するベリサーブは2026年3月23日、新卒社員研修において生成AIをテーマとした独自の教育プログラムを、2026年4月より本格導入すると発表した。
生成AIが開発現場に浸透する一方で、「ハルシネーション」(もっともらしいうそ)などのリスクや品質確保が課題となっている。ベリサーブによると、政府のAI事業者ガイドライン更新案でも、人間の判断を前提とした仕組みの重要性が示されているという。こうした背景から、ベリサーブはAIを利用するスキルだけでなく、リスクを正しく認識し、品質を確保できるエンジニアの育成が不可欠であると考えた。
4カ月で学ぶ「活用・開発・品質保証」の4フェーズ
研修期間は4~7月の約4カ月間。カリキュラムは「AIとの向き合い方」「Difyを用いた生成AIアプリケーション開発」「QA4AI(生成AIアプリケーションの品質保証)演習」「パネル展示」の4つのフェーズで構成されている。
AIとの向き合い方(マインドと基礎)
倫理、法令、セキュリティ、社内ガイドラインを順守した安全な活用方法を習得。プロンプトエンジニアリングの基礎も体系的に学ぶ。
Difyを用いた生成AIアプリ開発(実践)
大規模言語モデル(LLM)アプリ開発プラットフォーム「Dify」を活用し、ローコードでのアプリ開発を体験。単に作るだけでなく、設計段階から品質上の懸念点を考慮するプロセスを重視する。
QA4AI演習
自ら開発したアプリに対し、品質保証(QA)の観点から検証する。開発側と検証側の両方の立場を経験することで、AI時代における適切な開発サイクルを理解する。
パネル展示(アウトプット)
チーム演習で直面した課題や品質に対する考え方を言語化し、成果を共有。学びを可視化することで成長を促す。
同社はこれまでも中途採用者向けに「生成AIファンダメンタル研修」を実施してきた。今回の新卒向けプログラムの導入により、全社的なAI人材の底上げを図る。高い品質意識とAIスキルを兼ね備えた人材を輩出することで、顧客企業の品質向上と生産性向上への貢献を目指す考えだ。
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