「VPNなら安全」の過信を突く、AI侵入シミュレーション診断 Powder Kegが提供開始
Powder Keg Technologiesは「AI駆動型VPNセキュリティ診断サービス」の提供を開始した。「Claude」「GPT」「Gemini」といった複数のAIモデルを組み合わせ、実際の攻撃プロセスを再現して侵入リスクを可視化するのが特徴だ。
Powder Keg Technologiesは2026年3月24日、VPN機器を狙った侵入攻撃を生成AIで再現し、企業ネットワークの安全性を評価する「AI駆動型VPNセキュリティ診断サービス」の提供を開始したと発表した。同社は、自動ペネトレーションテストツール「MUSHIKAGO」を手掛ける国内のセキュリティ企業で、脆弱(ぜいじゃく)性診断やペネトレーションテストなどのサービスを提供している。
同サービスの特徴は、Anthropicの「Claude」やOpenAIの「GPT」シリーズ、Googleの「Gemini」など複数の生成AIモデルを活用することだ。VPN機器を起点とした攻撃シナリオをシミュレーションすることで侵入成功の可能性や権限昇格の可否、内部ネットワークへの影響範囲などを可視化する。従来の機械的な脆弱性診断やCVE(共通脆弱性識別子)に基づいた脆弱性スキャンだけでなく、AIを使った攻撃シミュレーションを組み合わせることで実践的な侵入リスクの評価も可能だ。
Fortinet、Cisco、Palo AltoなどのVPN製品に対応
AI駆動型VPNセキュリティ診断サービスは以下の主要なVPN製品に対応している。
- Fortinet(FortiGate)
- Cisco(AnyConnect)
- Palo Alto Networks(GlobalProtect)
- Ivanti(Connect Secure)
- F5(BIG-IP)
- Microsoft(Azure VPN Gateway)
- OpenVPN
提供プランは標準プラン(STANDARD)と上位プラン(ADVANCE)の2種類だ。
STANDARD
VPN侵入リスク評価やCVEスキャン、AI攻撃シミュレーション、ダークウェブ上の認証情報調査、Exploit(攻撃コード)テストなどを実施する。
ADVANCE
STANDARDの内容に加え、侵入後のラテラルムーブメント(横展開)や権限昇格テスト、Active Directoryへの攻撃、重要データの持ち出し評価など、侵入後の被害想定までを網羅する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ニュースピックアップ
関連記事
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
かんぽ生命が営業報告を50分→10分に AI時代に見直すべき「データ入力」の仕組み
-
2
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
-
3
M365 Copilot全庁展開で月2000時間削減 現場がAIを「使いたくなる」習慣化の仕組み
-
4
6TBファイルのサーバ移行、M365ユーザーの八雲町がSharePointでなく「あえてBox」の理由
-
5
Claude Codeに「仕事を丸投げ」して事故らないための基本運用ルール
-
6
損保ジャパン、2万人の「Gemini活用」どう管理? 推進者が語る「リスク回避」の仕組み
-
7
「カスハラ対応」を個人に任せない 取手市がAIで変えた窓口業務
-
8
社員の「セキュリティ訓練」、他社はどの程度やっている? 気になる隣の実施状況
-
9
「Claude」3倍高速化の裏で、Anthropic開発者が「あえてしなかったこと」:899th Lap
-
10
20年物の基幹システム刷新に、マクロミルがあえて「全てを変えない」と決めた理由
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー